悩み ページ15
炭治郎くんたちと別れ、私は義勇さんの待つ家に帰った。
『ただいま・・・』
義「A、おかえり」
義勇さんは、私の気持ちを察してくれたのか、優しく抱きしめてくれた。
義「・・・どうしたんだ?」
『あのね、私、人間に戻らないんだって。ずーっと鬼のままだって』
義「・・・」
『私、これからどんどん鬼化が進んで、誰かを食べて、太陽の下も歩けなくなるんだよね』
義「・・・そんなこと」
『そんなことあるよ』
私は義勇さんの言葉を遮った。今まで溜め込んでいた悩みが、ポロポロと口から零れてくる。
『義勇さんのことも、忘れちゃうのかな・・・っ』
頬に、生暖かい液体がつたった。
すると義勇さんは、私を置いてスタスタ歩いて行ってしまった。
『嫌いに、なっちゃうよね。好きな人のこと忘れる女なんか・・・』
家を出ていこうと、必要なものを持って戸を開けると、義勇さんが腕をつかんできた。
義「どこへ行く」
『だって、義勇さんがどっか行っちゃったから』
義「俺は、これを取りに行っただけだ」
義勇さんが私に見せてきたのは・・・
『・・・いや、何故おはぎ?』
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桧 - マジで泣ける(´;ω;`)ウゥゥ (2021年8月7日 13時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - ごめんなさい!2度目の感想です。私、義勇さん推しなので、もう、最後泣きました。ありがとうございます!これから続編をゆっくり読ませてもらいます! (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - 今まで読んだ小説の中で一番感動しました。 (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
アルイ(プロフ) - 占ツクの小説で泣いた作品はこれが初めてです。このお話を書いてくれたことに心から感謝します(*T^T) (2020年11月1日 1時) (レス) id: 5747014bbe (このIDを非表示/違反報告)
きめつ大好き - ラスト泣きすぎて 目と鼻が真っ赤になりました 切ない、、来世も二人幸せになれますように。 (2020年10月10日 20時) (レス) id: c83c3938f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月13日 20時