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嶺亜サイド
それから、4人で料理を食べながらの楽しい会話は続いた。
嶺亜「それで、学校帰りにコンクールのお祝いで友達とカラオケに行ったんですけど、いつの間にかカラオケ大会になっちゃって(^_^;)」
加藤「そうなんだ(^_^;)」
嶺亜「街の商店街のカラオケ店で、ガリさんっていう友達がバイトしていて。バイト中なのに、ガリさんが途中参戦してきたんです(^_^;)」
手越「猪狩くんって言うんだけど、彼はラップが得意でよくロック系の音楽を聴いているんだって」
加藤「へぇ〜。っていうか、彼(猪狩)…店長さんとかに、怒られなかった(^_^;)?」
それは、ご想像にお任せします(^_^;)。
そして、鶏の軟骨の唐揚げ、枝豆、小さなピザ、ソーセージ等の料理を食べ終え、
楽しい時間は、あっという間に終わった。
お会計は塾長とシゲアキ先生が、割り勘(?)で払う事に。
如恵留「お二人とも!僕も払いますので…」
加藤「あー、今回はいいよ。俺と手越の奢りだから」
手越「そうだよ。気を遣わないで」
如恵留「本当にすみません…ご馳走さまでした」
嶺亜「塾長、シゲアキ先生!ご馳走さまでした(*^^*)!」
手越&加藤「どういたしまして(^-^)!」
その後、お店を出て如恵留先生と別れ、
塾長が運転する車でシゲアキ先生を隣街まで送ってから、
音楽塾へと帰るのだった。
数日後。今日は午前授業で終わったので、
俺が大賞を受賞した絵画が飾られている美術館にやって来た。
友達も誘うと思ったけど、あいにく4人とも都合が悪くてダメだったんだ。
ガリさんはバイト、挙武は学習塾、颯と横原は部活があるからだ。
ちなみに、絵画コンクールの展示会は無料となっている。
嶺亜「(あっ、あった!俺が大賞をとった絵(*^^*)!)」
応募した絵画コンクールのテーマは、『童話のような絵画』。
だから、人魚姫のワンシーンをイメージして描いたんだ。
海上に顔を出した金髪でピンク色の尾びれの人魚が、
船の上で歌っている人間の男性を見つけて、恋をするという絵。
特に、夜空や海の波の色を塗っていくの、大変だったな…(^_^;)。
海人「へぇ〜、これが嶺亜が大賞をとった絵かぁ。めっちゃリアルじゃん」
嶺亜「だろ?…って、海人Σ( ゚Д゚)!?」
声がして隣を向くと、隣街の学校の制服を着た海人が立っていた。
嶺亜「海人、学校は!?サボりかよ!?」
海人「んなわけないじゃん。俺も今日は、午前授業で終わり」
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年6月4日 1時