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嶺亜サイド
颯「マジ?嶺亜の親って､有名人って事?」
嶺亜「あれ､言ってなかったっけ｡俺､親がいないから一緒に住んでいる人が保護者代わりなのよ」
挙武「ごめん｡初耳だわ(^_^;)」
猪狩「…」
横原「とにかく､その人に頼めば何とかなるって事だろ?」
俺は頷いた｡ただ､塾長が仕事でテレビ局に行くのかは分からない｡
音楽塾の生徒の指導レッスンやラジオ番組のパーソナリティーをやっているので､必ず見学できるかどうかも分からないのだ｡
嶺亜「とりあえず､その人に頼んでみる｡ただし､あまり期待するなよ?」
挙武&颯&横原「嶺亜､ありがとう(^-^)!」
猪狩「あ､ありがとう｡嶺亜様…」
キーンコーンカーンコーン…｡
4人がお礼を言ったと同時に､授業開始のチャイムが鳴ったのだった｡
その夜､3人で夕食をとっている時の事だった｡
嶺亜「…というわけです」
手越「社会見学かぁ｡懐かしいねぇ」
社会見学の宿題を出された事､俺と友達4人がテレビ・アクエリアスに見学したいこと､
塾長にテレビ・アクエリアスのスタッフさんに見学をお願いしたい事を話した｡
嶺亜「でも､塾長はお忙しいですし､テレビのお仕事があるかも分かりませんし､難しいですよね…(^_^;)」
手越「いや､見学の許可ができるように頼んでみようか?」
嶺亜「本当ですか(ﾟ∀ﾟ*)!?」
手越「宿題の提出はゴールデンウィーク明けでしょ｡まだ､日にちはあるわけだし､学校がお休みの日に見学できるようにお願いしてみるよ(^-^)」
嶺亜「やったぁ(*^^*)!ありがとうございますっ//」
塾長､頼りにしてますっ//!!
大我「にしても､驚いたな｡テレビ・リベラの見学が禁止になっちゃったなんて(´・д・｀)」
嶺亜「1年前に､うちの学校の生徒が社会見学の宿題で来た時に､問題を起こしたんだって｡それ以降､うちの学校の学生が見学するの禁止になったんだ」
『テレビ・リベラ』は､特にバラエティー番組の視聴率が高いと有名になっているテレビ局らしい｡
かなり都会の街にあるって､言っていたかな?
嶺亜「兄さんって､芸能人になって今年で何年目?」
大我「俺が高校卒業した後にデビューしたから､2年目ぐらいかな」
手越「あっという間だなぁ｡デビューしたジャンルがミュージカルで､しかも有名な『エリザベート』だもんね｡えっと､配役は…」
大我「ルドルフです」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年5月11日 23時
