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その頃､嶺亜は…｡
嶺亜サイド
挙武&颯「嶺亜､ガリさん!また明日な(^-^)!」
猪狩「おう(^-^)!」
嶺亜「バイバーイ(^-^)!」
学校が終わり､挙武と颯と別れて､
ガリさんとバスを下りる｡
リアル脱出ゲームのような迷路の住宅街に､
入ろうとした､その時!
浮所「嶺亜くん､ガリさん!助けて(＞_＜)!」
嶺亜&猪狩「浮所(;ﾟдﾟ)!?」
制服姿の浮所が通学鞄を持って､
俺達の所に走ってきた｡
猪狩「どうしたんだよ!?」
浮所「とにかく､助けて(＞_＜)!」
しょうがない!何だか分からないけど､助けますか!
嶺亜「浮所､こっちに来て!ガリさんも!」
猪狩「お､おう!」
とりあえず､浮所を連れてガリさんと一緒に､
住宅街の中に入っていった｡
住宅街の中を走りまくって､約5分後｡
嶺亜「着いた!」
音楽塾が見えて､門を通り抜け､そのまま裏口の方へと走り出す｡
浮所は「?」を浮かべた表情をしているけど､
今､説明をしている暇はない｡
嶺亜「入って!」
裏口の扉を開けて､先にガリさんと浮所を中に入れてから､
俺も入り､扉を閉めて鍵を掛けた｡
浮所「はぁ…はぁ…(´д｀)」
猪狩「はぁ…はぁ…浮所､大丈夫か?」
浮所「まぁね…｡とりあえず､匿ってくれてありがとう(^_^;)」
嶺亜「別にいいけど､どーゆー事なの?」
浮所「それは…」
手越「嶺亜〜帰った…あら?(・・?)」
そこへ､俺の声が聞こえたのか､塾長が顔を出した｡
手越「お帰り｡嶺亜の友達(^-^)?」
嶺亜「ただいま｡はい､そうですね…」
塾長が､ガリさんと浮所を見て聞いたので､俺は頷いて答えた｡
猪狩「(小声で)嶺亜様｡もしかして､この前話していた…」
嶺亜「うん｡塾長､紹介しますね｡クラスメイトの猪狩蒼弥くんです」
猪狩「猪狩蒼弥っす｡よろしくお願いしまっすm(_ _)m!」
嶺亜「それと…」
浮所「…」
ガリさんと違って､浮所は黙って俯いている｡
嶺亜「(小声で)浮所｡このお方は優しくて､良い人だから大丈夫｡塾長｡一昨日､テレビの収録見学で会った浮所飛貴です｡天才バイオリニストの」
手越「そっか｡音楽塾の塾長､手越祐也です!よろしくね(^_^ゞ)!」
猪狩&浮所「( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ…」
あちゃ〜…塾長がテンションが高い時の挨拶しちゃった(^_^;)｡
今､大変な所なのに…｡
嶺亜「あの､塾長｡2人とも､驚いちゃってるんですけど…(^_^;)」
手越「あちゃ〜(＞_＜)!ごめんごめん!嶺亜が初めて､友達を連れてきたから嬉しくて(^_^;)!」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年5月11日 23時
