音楽塾の男たち (ページ16)

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七五三掛サイド

この事は､親友である大我しか打ち明けていない｡

大我は一族の恋愛の掟を恐れていて､

人間と恋愛は絶対にしたくないと､言っていた｡

大我から「愛しても構わないけど､告白だけはやめた方がいい」って､忠告された｡

俺を心配しての事だろうけど､止めても無駄だから｡

だから嶺亜､俺はお前の味方になるよ｡

嶺亜サイド

その夜､音楽塾で塾長､兄さんと夕食を食べていた時の事だった｡

手越「あっ､嶺亜｡社会見学の事だけど」

嶺亜「はい」

手越「テレビ・アクエリアスに聞いてみたら､許可が取れたみたいで､見学OKになったよ(^-^)!」

嶺亜「本当ですか!?」

俺は思わず「やったぁ～(*^^*)!!」と､バンザイした｡

やったやった!塾長の生歌が見れる…(^^)!

大我「何か嬉しそうだね…(^_^;)」

嶺亜「いけないの(￢_￢)?」

大我「いや､別に…(^_^;)」

手越「見学の日なんだけど､今月の最後の土曜日でどうかって｡この日は､何も予定入れてないでしょ?」

嶺亜「はい､ゴールデンウィーク前の休日ですよね｡後で､友達にも空いているか聞いてみます」

夕食後､挙武､颯､ガリさん､横原に､

LINEで伝えると､4人とも空いている事が分かったので､

改めて､社会見学はテレビ・アクエリアスに決まったのだった｡

ありがとう､塾長…(*^^*)!

第2話『8年前の運命』終わり