【黒子のバスケ】帝光中バスケ部、強襲GO！【女主】

第44Q 喧嘩をする相手 ページ48

「本当、青峰と藍原は仲がいいね」

「「何処がだよ！！！」」

征くんのその発言に思わずつっこむ。
喧嘩するほど仲がいいってやつ？？

あれ嘘だと思う。うん。

「オレは喧嘩する相手が居ないから羨ましいよ」

そう笑う征くん。

あ...え、もしかして地雷だったかんな？

「んだよ赤司、つれねぇな。
俺と喧嘩するか？」

征くんの頭をグリグリと撫でる大輝。

多分身長的に撫でやすいんだとは思う、でも大輝は少し優しい目で笑っていた。

てか征くん撫でると私も揺れるんだよな。
ほら、忘れがちだけどおんぶして貰ってるなうだから。

そして大輝と征くんが顔を見合わせて笑い合う。

いいなあ、あーいうの。
男同士の友情ってやつ？

男に生まれてれば征くんや大輝とバスケ出来たし、こういうのに参加出来たんだけどなあ。


うらやましいなあ。

そしてそう雑談をしている内に時が経っていつの間にか家の前に立っていた。

「ここでお別れだな」

そう言うと征くんが私を下ろしてくれた。

「立てるか？」

「そりゃ勿論」

ズキズキはするが立てないことはない。

「ありがと！」

「あぁ。藍原、青峰、桃井、また明日な。」

纏めて言わないでちゃんと名前を呼ぶところが征くんらしいや。

そしてその後二人と別れ(と言っても家はすぐそこだけど)、家に入る。

「oh,A！
おかえり！」

そう言ってエマことお母さんが私を出迎えてくれる。

その露出度たっぷりのシャツはなんだ。
せめてもう一枚着ろや。
私じゃなかったらどうしてたんだ。

第45Q テーピング→←第43Q 運命と偶然

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す