第42Q おんぶするだけで二人は口論 ページ46
「終わったー?」
「うん」
そう言って体育館の出口の段差に座り、体育館シューズを履き替える。
「ねえAちゃん。」
「なんだいさつき」
「足痛めた?」
ギクゥゥ!!
そんな効果音が付きそうなほど大袈裟な反応をすると
「やっぱりね。無茶しちゃダメだよ?おぶってくよ」
「ダメダメ!!さつきが倒れるから!!」
言わない方が良かったな。これは。
家でテーピングするんだから我慢すれば良かったな。
そう思いながら腕でばってんを作る。
「そうだぞ、さつき。
俺がやr」
「やあ、3人とも」
あ、せいくんだ。
汗をかいている大輝とは対照的に何故か涼し気な顔をしている。
「あぁ、青峰は敬語を使っていなくて練習を三倍にされてね。
しかも体験が一軍コースだから。
オレもだけどね」
そう言って私の顔を見る征くん。
「藍原、足を痛めてるな。
丁度いい、オレがおぶって行くから。
ほら、乗って」
そう言って体を後に向けて片足を付き、「乗れ」と合図する征くん。
「え!?いや、いいよ重いし。」
そう笑いながら顔の前で両手をひらひらと振る。
「そうだぞ、赤司。
こいつは重いから俺がy」
「よーし分かった大輝。
征くん、悪いけど乗せてくれない?」
誰が重いだ。32kgだよ。
「勿論だ。」
そう両手を差し伸べる彼は天使の他に形容できない。
「ありがとー!
いやあ、大輝のアホとぜんっぜん違うね!」
そして彼の首に両腕を巻き付けると
「いや、赤司。
やっぱり悪いから俺が」
「何を言っているんだ。
折角家の者が迎えに来なくなったというのに」
二人が口論し始めた。
さつきが困ったような顔をする。
そうだよな。早く帰りたいよな。
てかはよ帰らせろや。
66人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツカサ(プロフ) - オチは絶対虹村! (2018年11月21日 3時) (レス) id: 4f74b7f358 (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - ぽんずさん» うっわ、本当ですね!オフェンスとディフェンスが逆になってました、、見返していないので気付かず申し訳ないです、、ありがとうございます。更新頑張らせて頂きますね。 (2018年2月7日 17時) (レス) id: 2cfa7e2e07 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず - 38Q、DFは守備側だと思うんですか……自分の受け取り方が違かったらすいませんこれからもこうしんがんばってください! (2018年2月7日 17時) (レス) id: eb7021b0da (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - プリンさん» そうですw w w!分かる人はわかるネタですよね()コメントありがとうございます! (2018年1月29日 18時) (レス) id: 2cfa7e2e07 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - ごちうさ? (2018年1月29日 18時) (レス) id: 2999c996de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:alice | 作成日時:2017年12月23日 20時