【黒子のバスケ】帝光中バスケ部、強襲GO！【女主】

第26Q 二人と女バス ページ29

授業と帰りの会終了後、バッグを持って大輝とさつきの所へ向かう。

廊下を挟んでだから少し早足で、ね。

B組に着いて、緑髪の男の子が出ていこうとしてたから
「だい...青峰と桃井呼んでくれない？」
と話しかける。

「.....青髪と桃髪のやつか？」と聞かれ、YESと答えると仲良くなったらしいクラスメイト達と話していた二人を呼んでくれた。

良い奴じゃん。緑髪。名前聞いときゃ良かった。

この時は後々、彼が自分と深く関係することになるとは思わなかった。

「なーに？Aちゃん！あ、もしかして部活？」
「なんだよ、A。...あぁ、バスケか？」

さっすが幼馴染だ。分かってんじゃん。

「そう！！」

大きく返事をすると、二人ともバッグを持って行くぞ、と私の腕を掴んでずんずんと突き進んで行った。

そして着いた、体育館前。

帝光には何個も体育館が有り、此処は第1体育館。
大輝とさつきがお世話になる場所だ。

私の入る女バスは第3だからね。

第1...1番はPG...。あ、どうでもいいか。

そして二人と別れ、第1まで行き新品の体育館シューズに履き替える。
一応バッシュも持ってきた。

そして体育館の前でポケットの中からゴムを取り出し、髪を綺麗に高い位置で一つにまとめる。

体育館を開けると、大好きなボールが弾む音が聞こえてきた。

「はあ.....。バスケ、やりてぇなぁ.....。」

口角を上げてそこへと足を運んだ。

入ってすぐ、「一日女子バスケットボール部体験会受付」という看板を掲げた先輩に出会ったので押しかけて挨拶をする。

「私！！藍原Aって言います！！

私、どうしても此処のバスケ部に入りたくって！
あ、ポジションはPG希望で！！
志望動機はバスケが大好きだから、です！」

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