【黒子のバスケ】帝光中バスケ部、強襲GO！【女主】

第14Q 大輝とペン ページ16

「...姉さん？」

征くんが若干引き気味でこっちを見てくる。
やめろ、そんな目で見るな。
立ったペンが悪いんだ。

「いやぁ、だってペンが立ったんだぞ！？
しかもペンの先で！！」

赤司くん...じゃなかった、せいくんにそう熱弁する。
クララ.....。(もう黙れ)

すると征くんはペンを持った。

...は！？

皆さんご覧になっただろうか。
征くんがペンを飛ばしてシャーペンの先で立たせたのである。

「す、すげぇ！！写メ写メ！！」

カシャッという音とともに写真を撮る。

ほら、これが今年流行りのインスタ映えだよ！！
キラッとした表情で征くんを見ると、やはり少し引き気味であった。

その時、
「Aちゃーん！一緒にご飯食べようよー！」
「おいさつき！シャツ引っ張んな！首締まるじゃねえか！」
と幼馴染の声が聞こえた。

「さつき！大輝！」とまたもやキラッとした表情でそっちを見ると、

「Aちゃん、えっと...何やってるの？」

とさつきに困った顔で言われた。

何って...

「ペンが立ったんだよ！凄いだろ！！」

ペンの先で立ってるんだ！！と言いつつさつきと大輝に見せる。

「おお！！すっげぇ！！」

大輝はそう言って写メを撮る。わぁ、まるで数十秒前の私だな。

さつきが征くんポジか。

「はぁ.....。
ところで、Aちゃんの横の子は？名前は？
あ、私は桃井さつき！横のが青峰大輝くん！」

お、大輝は無視したか。
横の子？あぁ、

「征くんだよ！私の弟！」
「赤司征十郎だ。.....そうだね、彼女の弟だ。」

すると二人は10秒間ほど停止して
「はあ？」「へ？」とそれぞれ似た返事をした。

第15Q さつきとお弁当→←第13Q ペンとクラ〇が立った！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す