◆2127. 性懲リ ノ 無い ページ22
Ｎｏ ｓａｉｄ.
ヴィル「…………引率？」
レオナ「違ぇ」
レオナ・キングスカラーの手を引いて現れたAとルーク・ハントを見てのヴィル・シェーンハイトが放った２言目を、レオナ・キングスカラーは即座に否定した。
イヴ「Aちゃん！ よかった、無事で……」
エペル「急にルークサンといなくなっちゃったからビックリしたよ」
ジャミル「どうして急に別行動をとったりなんかしたんだ」
『いや、先に別行動をとろうとしていたのはルーク先輩なんですって。 １人颯爽と暗闇を駆け抜けるルーク先輩を見たらなんか……』
ジャミル「見たらなんか、……どうしたんだ？」
『面白そうだなーって』
『好奇心に身を任せてついて行っちゃいました』
えへっ、と笑うAに、ジャミル・バイパーは手を伸ばし、彼女の頬を引っ張った。
しかし、このAという名の少女、１つだけ口にしないで閉ざしたことがある。
１人颯爽として暗闇を駆け抜けるルーク・ハントを見て好奇心に身を委ねた、というのは半分本音だけれども、もう半分、彼女は気づいたことがあったため、ルーク・ハントを追いかけたのだ。
それは本当に一瞬だけ、��見えた��ものだった。
微塵の埃も妥協しないだろう収容所に、砂が発生していたからである。 ルーク・ハントも、この砂に気づき、別行動をとったのだろうと察したAは、ヴィル・シェーンハイトとイヴをエペル・フェルミエとジャミル・バイパーに託し、ルーク・ハントの後を追いかけたのだ。
そして、辿り着いた先には魔力をダイレクトに放出しようとしていたレオナ・キングスカラーがそこに居た。
息が止まるような光景だった。
実際、彼の名前を呼ぶまでAは息をすることさえ忘れていた。
その光景が、その後ろ姿が、あの時の光景を彷彿とさせた。
『(……��オーバーブロット��しそうに見えた、なんて口が裂けても言えないね、こんなの)』
エペル「Aサン、反省してる……？」
『……か、勝手な行動をとってスミマセン……』
イヴ「急いでいるとはいえ、今度からは一言くらい私達に言ってね」
『(だからと言って、イヴとエペルを怒らせるのはなんか違う気がする。 ……反省しよ。 そして勝手な行動は避けることにしよう。 ……２人の前では)』
このAという少女、全く懲りていない。
.
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冬雪(プロフ) - たまごっちさん» コメントありがとうございます。これからも夢主達のことを見守っててくれたら嬉しいです (2022年8月12日 15時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
たまごっち - "男"の手は彼女達をすり抜ける。……ということはもう、お父さんって…あぁぁぁ、続きが楽しみすぎる！！！夢主ちゃんとイヴちゃん、幸せになって…(泣) (2022年8月12日 11時) (レス) @page37 id: 761df69c60 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - とうもろこしさん» コメントありがとうございます。父親参戦です (2022年8月12日 9時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
とうもろこし - お、お、お父さん！？！？夢主達、少しづつ記憶を取り戻してきてるってこと…？ (2022年8月12日 9時) (レス) @page37 id: 761df69c60 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - トワさん» コメントありがとうございます。ふとした時に雰囲気変わるスカラビアいいですよね。頑張ります (2022年8月11日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年7月23日 0時
