【アナザー】それぞれの裏話 ページ48
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◇1896.微苦笑
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『……いや、それを僕に聞かれても』
突然シルバー先輩が言った疑問形に僕も返答がわからず正直に思ったことを口にする。
そういうことは僕に聞かないでくれ。
シルバー「俺もこんな気持ちは初めてだ。わからない事が多い」
『僕のことを守りたくなる、かぁ……君んとこの寮長とは訳が違うんですか？』
シルバー「ああ。あのお方は俺達より断然お強い。俺があのお方に向けているのは忠誠心だ。お前に向けているのはおそらく��庇護��」
ひご【庇護】(名・他スル)
弱いものなどをかばい守ること。(辞書引用)
まさかこの男、僕に庇護欲を感じているのか？
なんちゅうこっちゃ。
全く身に覚えが無さ過ぎる。
なんでこうもディアソムニア寮の奴らは行動が突発的なんだ。何を考えているのかすらわからない。誰か助けて。
シルバー「伝わっただろうか？」
『なんとなくは』
シルバー「そうか。よかった」
シルバー先輩は満足したのか、微笑を浮かべて僕の頭を撫でると「おやすみ」とだけ言って踵を返し、来た道を戻って行った。おそらく鏡舎へと向かったのだろう。
にしても��守りたい��かぁ。
久しぶりに面と向かって恥ずかしいこと言われたなぁ。
あいつはあんなこと言って恥ずかしくなかったのだろうか。 いや、あの剣士のことだ。他意はないのだろう。
けれど何故か、去り際の微笑が頭から離れない。
『……ん"ん？』
何故だか、撫でられた箇所がむず痒く感じた。
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おまけ
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『あ、ジグソーパズルだ。おはよ』
セベク「何度言えばわかる人間！僕のファミリーネームは��ジグボルト��だ！！ おはよう！！」
朝、教室前の廊下でセベクと出会したため、いつものように挨拶すればツッコミをしてくれた上にちゃんと挨拶を返してくれた。
昨日はシルバー先輩に「守りたい」などと言われたため、朝一にノリがいい同級生に会えたのはとても精神が安定する。
セベクはディアソムニアの中で見てて和むキャラだし。
『やっぱセベクって安心できるね』
セベク「なんだいきなり。気持ち悪いぞ人間！！」
『(本当にこいつは僕のこと守りたいと思っているのか？)』
……まぁ、いいか
守ってくれなくても、普通に話してくれるだけで僕は嬉しいし。
『どこ行くの？』
セベク「無論。若様の所だ」
『好きだねー』
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
