◇1384.料理好きの味方 ページ35
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シルバー「眠ってしまわないか不安だな……」
『(料理してる最中で眠ってしまわないか不安になってる奴初めて見たな)』
��マスターシェフ��は将来自立出来る様になるための授業だと聞いた。やっぱりここで他人が手を出してしまったら自立に繋がらなくなるのだろうか。
そう考えるとシルバー先輩とリドル先輩って一人暮らし向いていないような気がする。
そう考えていると「ふふふ……」と食堂のおばけさんが含み笑いを溢した。
「そんな君の悩みを解決するとっておきのアイテムを授けよう」
シルバー「とっておきのアイテム？」
『とっておきのアイテム？』
僕とシルバー先輩は顔を見合わせて首を傾げる。
食堂のおばけさんはニッコリ笑うと、下部収納からとある調理器具を取り出した。
「今回ご紹介するのは……、
じゃじゃーん！ ��電気圧力鍋��！」
イヴ「圧力鍋！？」
『圧力鍋！？』
シルバー先輩よりも先に過剰に反応したのは僕とイヴだった。
この世界にも圧力鍋というとても便利な調理器具があるんだと知ったと同時に、めちゃくちゃ欲しいと思っていた物が現れたことで僕らのテンションは爆上がりである。
「わぁ、嬢ちゃん達食い気味だね！」
イヴ「す、すみません！はしたないところを見せてしまい……」
『いーなー、圧力鍋。オンボロ寮にも１台くらい欲しいくらいだよ』
��ＶＤＣ��の合宿の時、これがあったらどれだけ料理が楽になったのだろうか。
……今度校長先生から変な頼まれ事された時、圧力鍋を要求しても大丈夫だろうか。
リドル「圧力鍋……そんなに便利な物なのかい？」
シルバー「煮込み時間を本来かかる時間よりも大幅に短縮出来る代物だ。しかも電気式ならタイマー機能もついている。居眠りをしても具材を焦がさずに済ませることが出来る」
「まあ……うん、そういうこと。説明する前に全部言われちゃったよ」
リドル「へぇ、それは便利だね。
Aとイヴが珍しくはしゃいでるからどんな物かと思ってね」
気づいた時には遅かった。
後ろを振り向けば、食堂のおばけさん達がはしゃぐ僕らを慈愛の眼で見つめていた。
ヤバいヤバい。
「まだまだ子供よのぅ」と思われてしまう。
通常のテンションに戻るために咳払いをして切り替える。
シルバー「調理のために電化製品を使うの初めてだ」
リドル「えっ、初めて！？」
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
