◇1364.しおらしいキミ ページ15
イヴ.
私は１つ、不安な事があった。
牧場の中に入るために今私達は靴の消毒をしているのだけれど……。
Aちゃんに聞こうにも、植物園を出た時から何故かずっと百面相を浮かべている。悩みなら聞くよ。
仕方ない。ここは先輩方に。
イヴ「あの、先輩方」
リドル「なんだい？」
イヴ「お肉ってここで手に入るんですよね？」
リドル「まぁ、そうだね。そのためにここに来たのだから」
イヴ「ま、まさか屠殺……食肉加工って私達の手でやるんじゃありませんよね……？」
リドル「そんな泣きそうな顔で酷な事を言うのはおやめ！！！」
イヴ「だって見てください！ あの豚さんや牛さんのつぶらな瞳！！」
リドル「ボクに訴えかけるな！ 多分ないから安心おし！！」
そつかぁ、ないのか。
ホッと一安心。
お肉の他にも牛さんならミルク、鳥さんなら卵がある、し……
あれ、豚さんは……？
シルバー「肉は裏の冷蔵室にあるようだ」
リドル「ボクが取ってこよう」
シルバー「１人でか？」
リドル「取ってくるだけだろう？ それくらい１人で出来るさ。 待っててくれ」
そう言ってリドル先輩は１人で裏の冷蔵室に行ってしまった。
今日のリドル先輩はいつにも増して行動力があるなぁ。
イヴ「今日のリドル先輩、どうしたんだろうね？Aちゃん」
『……やっぱ変だよねー』
イヴ「何かあったのかな？」
『うーん……エースがまたつまみ食いしたとか？ フロイドがまた気まぐれにリドル先輩を茶化したとか？』
イヴ「そんなことって……」
いや、ありえるかもしれない
『それか、』
イヴ「？」
『知らないうちに僕が怒らせたか』
イヴ「(Aちゃんが……)」
とてもしおらしい……！！
リドル「お待たせ」
イヴ「わぁっ！！」
突然リドル先輩が現れたため、驚いてしまった。
『あ。リドル先輩』
リドル「……」
すると、何故かリドル先輩はAちゃんから顔を逸らした。
イヴ「(えぇっ！？)」
何があったの！？
２人に何があったの！？！？
ごめんなさい先生！私にはわかりません！！
リドル「……ん？ シルバーは？」
イヴ「え、あれ！？」
さっきまで一緒にいたのに。
私達は急いで牧場から外に出ると、放牧された牛さんや羊さんと穏やかに眠るシルバー先輩が。
リドル「……シルバーッ！！！！！！！」
.
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
