◇1365.剣士は眠い ページ16
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サム「やぁ、小鬼ちゃん達！ 今日は何をお求めだい？」
イヴ「ソース用の材料を買いに来たんです」
サム「ＯＫ！ それならこっちの棚に揃えてあるよ。 ついでに��星のかけら��と��覚醒の香水��が入荷したけど、買ってくかい？」
「大丈夫です」と笑顔で断るイヴ。
リドル先輩とイヴはサムさんと一緒に調味料が並ぶ棚の方へ行ってしまい、待てと言われた僕とシルバー先輩は購買の外で待つ。
シルバー「……」
『シルバー先輩』
シルバー「……はっ！」
『寝ちゃダメですよ』
シルバー「すまない」
そうは言うが、また目蓋がゆっくり閉じていく。
セベクがいたらすぐにでも目を覚ますんだろうが、生憎僕は声帯にあんな天然拡声器機能が付いていないため、僕では役不足だ。
シルバー「……すまないA。俺が眠らないために何が話をしてくれないか……？ 出来れば退屈しない内容で」
『注文のハードルが高いですねぇ。
……ちょっと相談なんですけど』
シルバー「なんだ？」
『リドル先輩、なんか怒ってます？』
シルバー「いや、普段通りだと思う」
そっか普段通りかー……って、リドル先輩、普段から殆ど顔を赤くして怒ってね？
『や、やっぱり怒ってる！？』
シルバー「いや、怒ってはいないと思うぞ」
とうとう僕も首をはねられ……いや、そもそも僕は魔法が効かないからはねられないか。
シルバー「……Aはリドルが怖いか？」
『怖くない！ ……あ、怖くないです』
シルバー「そうか。だいたいリドルが怒れば、怖いから近寄りたくないと言う奴が多いが、それを聞いて安心した」
シルバー先輩は相変わらず無表情だ。
けど、なんとなく安心しているということがわかる。
シルバー「なら、ちゃんと話せばいい。お前はちゃんと人と向き合うことが出来る」
『……はい』
シルバー「本当に困った時は俺に頼れ」
『いや、自分でなんとかします。助けてもらってばかりじゃ、性に合いませんから』
もしかしたら、これは僕の勘違いかもしれない。
僕はよく鈍感だと言われる。
多分そのせいでリドル先輩のことを気づいてあげられてないのかもしれない。
ちゃんと気づいてあげなきゃ
僕とリドル先輩は��友達��なのだから
シルバー「……リドルは本当に愛されているな」
『どーいうことですか？』
リドル「２人して何を話しているんだい？」
シルバー「あ」
『あ』
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
