◆545.飴はない鞭 ページ23
イヴ.
Aちゃんはただ笑っているだけだった。
『なんの問題もない。ですよね？オネエ様』
ヴィル「ええ。なにも問題ないわ。
アタシのモデル精神にかけて��ティアラも視線も独り占め大作戦��は成功させてみせる」
ラギー「でも、いったいどうやって？」
「成功する方法は、たった１つ」と綺麗な笑顔を見せるヴィル先輩。
ヴィル「……ひたすらビシッバシ！！！！！！！
体に正解を覚え込ませるのよ！！！！！」
刹那、鞭のようなものがレオナ先輩とカリム先輩とジャミル先輩のお尻を叩いた。
レオナ「うわあっ！！！！！！」
カリム「うわあっ！！！！！！」
ジャミル「うわあっ！！！！！！」
言わずもがな、ヴィル先輩の魔法である。
３人はお尻を押さえながらその場に跪き、一気に地獄絵図化する。
イヴ「ひえっ……」
ラギー「魔法でお尻に喝を入れられてる……」
私はとりあえずグリムくんを抱き抱える。
もう何かを抱き締めていないとこの光景が怖くて耐えられない。
ヴィル「３人とも、立ちなさい。今からアタシの許可なく座ったらスクワット５００回よ」
『いや、さすがに鞭はやりすぎなんじゃ……』
ヴィル「これくらいの罰がないと学ばないでしょ」
イヴ「(バイオレンス……)」
ヴィル「レオナはもう一度花瓶を頭に乗せてウォーキング。水をこぼしたら空気椅子１時間。体幹を鍛えなきゃお話にならないわ。
カリムとジャミルはどちらかがミスする度に二人三脚で学園１周ランニング。息が合うまで連帯責任よ」
ジャミル「そんな……！」
『そ、それは少し見てみたい……！』と言うAちゃんに「おい」と睨むジャミル先輩。
レオナ「えらっそうに……テメェは何様だ！？」
ヴィル「世界的スーパーモデル……
ヴィル・シェーンハイト様よ！！！！」
そう言ってまたバシンッ、と魔法の鞭が３人のお尻を叩く。
レオナ「痛い！！！！！！！！！！！」
カリム「痛い！！！！！！！！！！！」
ジャミル「痛い！！！！！！！！！！！」
グリム「お、鬼コーチなんだゾ……」
ラギー「いや、もう、女王様かと……」
『ごめんよ、肌黒組。僕らは君達の上達を祈ることしかできないんだ』
もうここまで本気を出したヴィル先輩はもう誰にも止められない。
Aちゃんの言う通り、ただただレオナ先輩達が死なずに上達することを祈るしかない。
私とAちゃんは３人に向けて合掌した。
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
