◆91.決闘 ページ46
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クロウリー「これよりハーツラビュル寮の寮長の座をかけて決闘を行います。
挑戦者はエース・トラッポラ。
そしてデュース・スペード。
挑戦を受けるのは現寮長である、
リドル・ローズハート」
決闘の日が来た。
ハーツラビュル寮生全員が見守る中、フィールドに立つエース達は悠々としている。
イヴ「だ、大丈夫かな……」
グリム「オレ様達の首もかかってるんだから勝ってもらわないと困るんだゾ！」
『そーだねー』
特等席はハーツラビュルの寮生達が占領され、前が見えないため僕達オンボロ寮生は遠くから見物することにした。
そして僕は脚立に乗って高い所から３人を見る。
イヴ「Aちゃん、どんな感じ？」
下にいるイヴが僕に聞く。
『今２人の首輪が外された』
グリム「エース！！デュース！！オレ様達のためにも絶対勝つんだゾー！！」
「いいぞー！寮長！」
「軽く捻っちゃってくださーい！」
グリムの声援はハーツラビュルの寮生達の声援によって掻き消された。
クロウリー「私が投げたこの手鏡が地面に落ちて割れるのが始まりの合図です」
校長先生は手鏡を投げ、地面に落ちた手鏡は見事にガラスが割れて試合開始の合図が出た。
エース達が一気に攻撃を仕掛けるが、リドル先輩はバリアのようなもので封じ、
リドル「��オフ・ウィズ・ユアヘッド��！！」
エース「うわああああ！！」
デュース「うわああああ！！」
一瞬でエースとデュースの首に首輪が付けられた。
イヴ「え！？な、何があったの！？」
『あー……』
グリム「もったいぶらないでオレ様にも見せるんだゾ！」
『うわっ、ちょっ、おまっ！』
グリムが勢いよく脚立に登って僕の膝の上に乗ってきたためビックリしてそのまま脚立から落ちた。
僕が。
イヴ「Aちゃん！？」
グリム「ふなぁ……ふ、２人共首輪をはめられてるんだゾ！」
『いてて……少しは僕のこと気にしろ！』
……って、こんな茶番をしている場合じゃない。
僕はグリムを掴んでイヴの手を引いて、人集りの間を通って校長先生の隣に立つ。
イヴ「う、うそ……」
イヴはエース達が膝をついているという現状に顔を青くする。
クロウリー「魔法の強さはイマジネーションの強さ
魔法の効果を正確に思い描く力が強いほど正確性も強さも増す。
ローズハートくんはますます魔法に磨きがかかっていますね」
『微笑ましく言ってる場合か！』
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冬雪(プロフ) - サナさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただければなと思うばかりです (2022年8月11日 20時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - やっと、2巻なんだゾ(このお話の)。楽しみ。 (2022年8月11日 18時) (レス) id: 2c45cd1730 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ゆずさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月13日 11時) (レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ◆82話のところでトレイ先輩がトイレになっててめっちゃ笑いましたwwww (2020年10月13日 3時) (レス) id: 207a7fb508 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るなさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月31日 8時
