◆33.僕の叫び ページ35
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僕が発狂している間に辿り着いてしまった寮への入り口と言われている鏡の部屋。
��鏡舎��と呼ばれているらしい。
エース「そもそも、イヴを守れっていう前に他にオレ達に言うことあんじゃねえの？」
『え』
ふと、立ち止まる。
エースとデュースに言うことなんてあったか？
……あ
『あの時怪物から助けてくれてありがとう！』
エース「そっちかよ！！」
『え、違うの？』
デュース「いや、お礼を言うことは正しい」
『だよね。うん、そういえば僕、君達にまだお礼を言っていなかったね。ありがとう。君達王子様みたいでかっこよかった』
エース「お、王子様！？」
すると何故か頬を赤くするデュース。
エース「オマエよくそんな恥ずいこと普通に言えるな……」
『本当のことなんだから恥ずかしいもないだろ』
デュース「でも、王子は流石に照れる」
エース「オマエ何マジで頬赤らめてんの？気持ち悪いんだけど」
デュース「う、うるさい！」
『てことでイヴの王子にもならない？』
親指を立てて言うとエースの両手が伸びてきて、僕は咄嗟の防衛本能によりその両手を掴み、何故かエースと取っ組み合いをしているようになってしまった。
……なにこれ
エース「オマエ、ほんとに自分のこと大切にしないのな」
『いや、言ってることもやってる事も意味不明なんだけど』
エース「そこは��僕も守ってください��なんじゃねえの？」
『……はあ！？』
エースが言った言葉が上手く理解出来ない。
デュース「学園長から言われたんだ。無茶をするAとグリムの世話をするイヴをしっかりサポートするようにって」
『いやいやいやいや！僕はいいから！女の子扱いされると僕拒否反応で鳥肌が立つんだよ！』
エース「へ〜、慣れればいいんじゃね？
それにオレ、まだみぞおち殴られたこと根に持ってるから」
デュース「あ、俺も」
そう言うエースの表情はニヤニヤして、所謂悪い顔だった。
『そんな少女漫画展開望んでねえよ！デュースも何か言って！』
デュース「……」
デュースの方を見ると、何故かデュースも悪い顔をしていた。
前言撤回。こいつら全然王子様じゃない。
こいつら絶対僕を��守る��んじゃなくてイジる気満々だろ。
エース「ま、これから仲良くしようじゃん？
A��ちゃん��」
『もう、こいつら、嫌い！！！！』
僕の叫びが鏡舎に響いた。
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
