【宗教松】転生の歌姫《2》【おそ松さん】 (ページ27)

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73.リャナン・シーページ27

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で、結局ついて来ちゃう…
辿り着いた場所は、バラが沢山咲いた
普通の一軒家だった。

貴「綺麗な薔薇ですねぇ…」

お「そうか？」

「こんにちは」

貴「！」

後ろを振り向くと、ジョウロを持った
おじいさんがいた。

貴「こ、こんにちは…」

「私の育てたバラ、どうだい？」

貴「…あ、とてもきれ…い」

おじいさんを見た瞬間、固まった。
おじいさんの体に妖精が乗っていた。

金の髪に赤い瞳

綺麗な妖精だなぁ…

お「あれ、リャナン・シーじゃん」

貴「リャナン…シー？」

シ『あら、貴方はおそ松じゃない…って
この子あたしの事見えてるの？
不思議な子ねぇ…』

リャナン・シーは私に近づき
私をジロジロと見る。
綺麗な人に見られると緊張する…

「ウチの庭が気に入ったのなら
気軽に見てきていいからね。」

貴「は、はい……あの、リャナン・シーとは」

お「__男の血と引き換えに才能を与える
吸血鬼だ。」

貴「きゅ、吸血鬼！？」

全然、見えない…

お「てか、リャナン・シー
お前が取り憑くのはもっと若い男だろ。
あんなヨボヨボの爺さんじゃ
直ぐに死ぬぜ？」

リ「…………」

貴「？」

なんか、顔が暗くなったような…

「ねぇ、君」