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玉「ごめんバレちゃった」
藤「お前ら、ﾁｯ」
そこで初めて、俺はタマの家の事情を知る事となる。
(だからと言って…)
藤「帰るぞ」
北「でもタマが」
藤「もう遅い、おばさんが心配する」
玉「ミツ、俺のことは気にしなくていいから」
こんな所へ連れて来ていい理由にはならないさ。
玉「今日はありがと一緒にいてくれて嬉しかったよ」
北「でへっ」
藤「デレてるんじゃない」
グイッと、その腕を強く引っ張り。
北「痛い痛いって藤ヶ谷、そんな乱暴にしなくたっていいじゃんか」
(こいつマジで俺の気持ち、ちっとも分かってないや腹が立つくらい)
藤「いいか、あそこは男が好きな野郎が行く店でお前が行く所じゃないんだ」
北「んっ？意味わかんね」
(はぁ〜ダメだ…こりゃ)
藤「とにかく二度と行くな分かったな」
北「タマに誘われても？」
藤「ダメなものは駄目」
北「ケチ」
藤「はっ？」
後日ワタにその話をしたら「ミツにとっては意味不明だったんだろうね」そう言って笑ってた。
藤「とにかく、ワタからも言っといてくれない」
横「裕太に？」
藤「そう」
(分かってる、分かっているけど)
二「みーつ、タマとデートしたんだって？俺ともしてよ」
もし変なやつに、目をつけられでもしたら。
北「ニカは、俺をどこへ連れて行ってくれるんだ？タマはな」
藤「なんの話をしてるのかな？に・か・い・どう」
二「がっ、ガヤ!?」
しかし、それは現実のものとしてこのあと。
藤「待てぇ〜ニカあぁ、ダダダダダッ」
二「うわぁ、ガヤ恐い〜助けてワッター、ダダダッ」
あいつの身に降りかかって来ることになる。
横「やれやれ、はぁ…」
戸「相変わらず賑やかだね」
河「いいぞ〜太輔もっとやれ」
五「郁人けしかけるんじゃないよ」
が、俺達は少しずつ大人の階段を昇って行く。
それは誰もが通る道で悩み苦しみ、ときには辛いこともあるだろう。
けれど、それでも人は前へ突き進むしかないんだ明日へと繋いでく為に。
ひろ、お前も一緒に昇らないか俺と心も身体も１つになって。
その日が来るのを信じ待っているから、いつか必ず。
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作者名：Tai.Qi | 作者ホームページ：https://novel.prcm.jp/novel/r1tzGjKmUT2EzAjVIVyN
作成日時：2018年11月20日 11時
