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チラチラと、こちらを見ながら次々タマに質問攻めしてくる男たち。

それに対し「秘密〜」と、ニコやかに微笑んでいるタマ。

俺は初めての事でキョロキョロと周りを見渡し、待て!お客さんも店員も全員が男だなんて異様でしかない。

(なんなんだ!?このお店)

しかも思った以上に薄暗く置いてあるもの全てがゴージャスさを漂わせ。



店長「へぇ〜可愛い子だね」

玉「ダメだよ店長」

店長「分かっているって」



(この人が店長?)

こんな大きな店を仕切っている人には思えないくらい若そうに見える。



北「あのぉ…タマのこと」

店長「本当はいけないんだけどね家庭の事情を聞いて」



(それでOKしたってわけか?なるほど)



店長「うちは、月に何度か同伴しなければならない決まり事があって」

北「どう…はん?」

玉「今日のミツみたいに一緒に店へ来ることを言うんだよ」

北「ふ〜ん」



が、未成年のタマにそれは難しく。



玉「時々、亀梨くんや内くん、大倉くんが」

北「はあっ?お前あいつらと、どういう関係だよ」



「こいつはカメの親戚や」と、そのとき急に聞き覚えのある声がし現れたのは。



北「うわっ、出た」

亀「裕太どういうつもりで姫をここへ連れて来た?」

玉「それ…は」



大倉 忠義、それと亀梨 和.也。



大倉「分かっとるやろ、学校に知られたら」

玉「俺、本当の自分をミツに知ってて欲しかったんだ」



(本当の…自分?)



亀梨「だからってな」



タマの本気度、それがどこから来るものなのか?俺は分からないけれど。

この日の姿を言葉を、ちゃんと受け止めてあげなければ。

そう思ったのと反面に…



亀梨「ねぇ姫、こんど来るときは俺と同伴しようよ」

北「はっ?寄るな」

玉「ダメだよミツは俺が目をつけたんだ手を出したらダメ」

大倉「それは無理な話や俺らかて気にいっとるし」

玉「大倉く〜ん」



(やっぱ俺…)



北「も〜やだ近づくな、触るなバカ、帰るうぅ」

玉「ミツ」



そんな俺達を狂気な目で見つめている黒い影があった事に俺は、まだ気づかずにいた。

恐怖の存在が、もう1人この場にいたってことを。

それが、後になって自分を戦慄させることになろうとは思いもせずに。


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作者名:Tai.Qi | 作者ホームページ:https://novel.prcm.jp/novel/r1tzGjKmUT2EzAjVIVyN  
作成日時:2018年11月20日 11時

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