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(思った通りこの子が北山 宏光、噂の姫ちゃんか)
さっきまで曖昧だったから分かってスッキリした。
亀梨「姫っていうのは気にしなくていいよ」
北「???」
亀梨「あと北山って言ったのはよくいる名前だったから適当に言って偶然当たっただけ驚いたけどさ」
怪しまれないよう笑って誤魔化す。
北「よくいる名前?まぁ言われてみればそっかな」
「どうやら納得したみたい」
ひとまずホッとし。
北「あの…あんた‥誰?」
が、安心したのも束のま急に姫から話を振られ嬉しくなり口元が緩む。
亀梨「あっ、俺は…生徒‥か…ハッ、ここの生徒だよ」
北「へっ?当たり前じゃん」
亀梨「あはっ」
実は生徒会って言おうとしたんだが昨日、内が「姫は生徒会を毛嫌いしとるみたいなんや」とか言ってたから止めにし。
どうせ、彼奴が変なことをしたからじゃないかと思うんだけど正確には分からない。
生徒会と名乗るのはマズイここで理由もなく嫌われるのは嫌だ。
北「あの…」
と、不思議そうな顔をし姫が話し掛けて来てさ。
亀梨「あ、ごめん、えっと2年の亀梨 和.也よろしく」
そう言って、手を前に差し出したら姫も。
「俺は1年の北山 宏光、先輩だったんすね」と二人で握手を交わす。
でも、なんか重要なことを忘れている気がした。
瞬間、ガンッと入り口の方から何かが壊れる音が聞こえズカズカと何者かの足音がこっちへ近づいて来るのを感じ。
驚いた顔をしている姫の隣で俺も足元から頭まで何故かブルッと全身に悪寒がして。
(なに?この嫌な予感は)
藤「やっと見つけた、ひ・ろ・み・つ・くん」
(げっ、誰?こいつ)
とつぜん怖い顔をした色黒なやつが現れ不気味な声を発し。
北「たっ、太輔!?」
顔を引きつらせながら、そいつの名を呼ぶ姫。
(そっか、忘れていた事とはこれだったんだ姫を溺愛している王子がいたこと)
亀梨「ふ〜ん王子の登場ね」
聞こえないくらい、小さな声でボソッと呟く。
藤「北山、こっちへ来い教室に戻るぞ」
北「わっ、分かってるってば、けど藤ケ谷おまえ絶対にそこから動くなよ」
藤「動かないと逃げるでしょ」
北「‥‥っ」
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Tai.Qi(プロフ) - ちぐさん» いえいえ、こちらこそいつも有り難うございます、やはり元滝担として力が入ってしまうんです(笑)デビューが決まったとき嬉しい反面、二人の絡みが見れなくなるのが寂しかったので演舞場で久々共演した時は萌え〜でしたから(笑) (2018年10月24日 18時) (レス) id: ce1f6b094a (このIDを非表示/違反報告)
Tai.Qi(プロフ) - ももさん» 有り難うございます、同じく書いている作者さまにそう言って頂けると心が軽くなります昔から好きなんですよね気がつけば出演者がどんどん増えてしまって(苦笑)有り難うございます励みにし頑張ります。 (2018年10月24日 18時) (レス) id: ce1f6b094a (このIDを非表示/違反報告)
ちぐ(プロフ) - 先輩達の中でもやっぱり滝沢くんとの絡みは1番私の中で好きなやつです!Tai.Qiさんの作品は様々な人が出てきてくれるので妄想力が沸きます笑 いつもお話ありがとうございます! (2018年10月24日 18時) (レス) id: 49f8e6a8bb (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - Tai.Qi様 お久しぶりです!鈍感なKさん可愛いです!それを守るFYも(><)様々な方が出てきてニヤニヤしています。更新する度に怖い気持ちとても分かります!それでも書きたくなりますよねヽ(´▽`)/コメント出来ておらず申し訳ありませんでした!楽しみにしてます☆ (2018年10月24日 18時) (レス) id: db5af09c34 (このIDを非表示/違反報告)
Tai.Qi(プロフ) - 藤北かじゅさん» 有り難うございます、そう言って頂けると頑張って書いている甲斐があります亀ちゃんside初めてだったので少し不安だっただけに、とても嬉しいです。 (2018年10月6日 21時) (レス) id: ce1f6b094a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tai.Qi | 作成日時:2018年10月4日 15時