僕らの想い〜証VOL２.

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・亀梨side

今日も俺は自分のテリトリーでもある図書室へ向かっていた。

そこのソファーでゆっくり過ごすのが毎日の日課で。

しかし、朝から雑用でなかなか行けず気がつけば放課後になってしまい。

が、やっぱり帰る前に１度はそう思い。

生徒会って授業免除という特権がついてるし、のんびり出来ていいんだけど。

その分つまらない雑用とかも多く挙げ句、生徒会長があれじゃ。

そういえば占いで今日「うお座」は１位だった、いい事があるかもしれないな。

そんな事を思いながら図書室と書かれたプレートのある扉を開ける。



亀梨「どうすっかなぁ」



(ひとまず寝て自分を癒そう、うんそれがいい)

今は先生も生徒もHRの真っ最中で、明日おこなわれる歓迎会の説明をしているはずだ。

だから誰も、ここに来る者はいない邪魔されず気持ちよく眠れるってわけ。

あっ、ちなみに俺、図書室では誰も抱いた事はないよ。

なんか俺達ってさ、そんな事ばかりしているように見られがちだけど。

誰ふり構わずってわけじゃない、それに俺はここが気に入ってるから汚したくはないし。

抱くとしたら？そうだなぁ、お決まりだけど保健室。

どんな奴でもイチコロで男女問わず落とせる自信はある、テクニックもね。

甘い言葉を囁けば失神するやつだって、恋愛ってある意味単純で簡単かなとも思う。

そんな奴らを見ていると…

だから俺は欲しい奴はすぐにでも手に入れる主義「…んん」と、そのとき何処からか声が聞こえ。

(もしかして誰かいる？)

いつもならすぐ帰るところだが、あまりにも可愛い声だから。

俺は、つい気になってしまい近づき覗いてみると。

(えっ)

目の前のソファーで、小さくうずくまり気持ち良さそうに眠っている仔猫ちゃんがいてさ。

(可愛い〜もろタイプじゃん、もしかしてこの子)

みんなが噂し騒いでた１年の姫か？

俺は暫く見つめていたけれど眠っているのに何故だかこれ以上、直視できなくてバッと目を逸らす。

自分でもホント何やっているのか分からなく、つうか今までこんなこと１度もなかった。

どうしたんだろ？らしくないな、ふっ…


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