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「…………荒船」
彼は、口を聞いてくれなかった
クスリがバレたとは思えない
私が、何も言わずに行ったことが問題だったのだと思う
「……ねぇ、荒船」
「穂刈、いくぞ」
「…………いいのか」
「ああ」
彼は、振り向くこともないまま
任務に出た
.
「迅さん、どうしましょ」
「ん〜、まぁ、お前が悪いよな〜」
はは、と笑いながら迅さんは私の頭を撫でる
私は机に突っ伏したままだ
「でも………いや、言い訳はやめます。
謝りたいのに避けられるし、
話しかけても無視
これ、無理ゲーですよね」
「無理ゲーね……」
そう、無理ゲーなんです
そう言うと迅さんは、そんなことないだろ、とまた笑う
「?」
「ここはこの状況を上手く使ってみるのはどうだ?」
「上手く、使う……?」
こっちおいで、と迅さんは手招きをする
向かいのソファに座ってた迅さんの隣に腰かけると、迅さんは私を引っ張った
「わｯ」
ポス、と迅さんの腕の中に引き込まれ、私は戸惑いを隠せなかった
こんなところ、荒船に見られたら…と考えてしまう
こんなときに限って、荒船は私の近くにいるものだった
「……ぁ、あらふ……」
「Aちゃん、楽しいコト、しよっか」
「!!」
耳元で囁かれ、驚きで肩が揺れる
息もかかってくすぐったい
変な気分になる
「じ、迅さん……っ」
「そんな可愛い反応してたら、食べちゃうよ」
頭に何かが触れる
柔らかい、何か
あれ、もしかして
「あ、の……迅さ……」
「迅さん」
私の言葉を遮るかのように、荒船は迅さんを呼んだ
そして、私の腕を強く引っ張る
「ｯ」
「いい加減にしてください。
性格悪りぃっすよ」
「……はは、悪い悪い
でも
つまんないことで意地張ってるなよ?
今度は本気で…
食べちゃうかもな」
ニタリ、と笑う迅さんに、少なからず恐怖を感じた
ボーッとしていると、荒船が私の腕を掴んだままどこかへ向かう
待って、という声も聞こえないフリ
怖いよ、荒船
ねぇ、どうしたの
怒ってたんでしょ?
私のこと、嫌になったんでしょ?
見たくも、話したくもなかったんでしょ?
なのになんで、迅さんから離すようなことしたの?
私がいなくなったときみたいに怒ってるの?
なんで
辛そうにしてるの?
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MAHIRO(プロフ) - 1ですね好きですね荒船さんたちもですがおむらーすさんも好きです！ (2021年1月20日 20時) (
レス) id: 46ead23bcd (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす - えびふらい@蜜柑or林檎は究極←さん» もっとやれくださいwwわかりました！りょうかいです！笑 (2016年1月16日 14時) (レス) id: e5ea87c0cf (このIDを非表示/違反報告)
えびふらい@蜜柑or林檎は究極← - 1です。けしからんもっとやれください← (2016年1月8日 18時) (レス) id: 589d4c8567 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす - 嵩翔*さん» 1ですね！りょうかいです！私も、荒船さんとイチャついて死 ねるなら本望です(仏顔)←← ありがとうございます！ (2015年12月6日 19時) (レス) id: e5ea87c0cf (このIDを非表示/違反報告)
嵩翔*(プロフ) - 1でお願いします!!1最高ですね。荒船さんとイチャつけるなら死 にますね← (2015年12月6日 10時) (レス) id: faa06f47e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2015年10月9日 1時
