小さすぎる彼女２【月島蛍】 (ページ10)

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『あ、あの子たちまたバレーしてる』

Aさんがそう言って公園に入っていく。

ついて行くと、バレーの練習をしている少年が3人いた。

『おーい！』

少年A「Aだ！」
少年B「今日は男といる！！」
少年C「彼氏だろ！！」

『デートなの。いいでしょ？』

少年A「別にー。それよりバレーしよ！！」
少年B「彼氏めっちゃ背高い！！」

『デートだって言ったでしょ！』

少年C「彼氏はバレーできるの？」

月島「僕は出来ないかな」

少年A「なーんだ。」
少年C「Aはめっちゃ上手いよ！！」
少年B「俺たちに教えてくれるの！」

『蛍くん嘘つかないの。
この男の人はね、未来のプロ選手だよ』

は？
ったく、この人は！！！

月島「何勝手なこと言ってるんですか！！」

『え？私の予想〜』

月島「高校でバレーは辞めます」

『3年まで頑張ってから言おうね』

月島「はぁ、、早く行きましょうよ」

『うん！』

少年たちがAさんに手を振る。

僕には「バイバイ彼氏〜」と言ってきた。

月島「変なこと言わないでくださいよ」

『良いじゃん。プロって言葉に目が輝いてたよ？』

月島「なりません」

『ふーん』

しばらく歩くと着いたのか、立ち止まるAさん。

月島「あの、こことか言いませんよね？」

『ここだよ』

月島「....お嬢様なんですか？」

『ううん、普通に暮らしてる』

お洒落な家が並んでるなとは感じてた。
僕の家とは違う、かなりの豪邸。

聞いてないんですケド？？

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