小さすぎる彼女２【月島蛍】 (ページ8)

今日:20 hit、昨日:50 hit、合計:14,547 hit

53 ページ8

・

練習後、携帯を確認する。

Aさんから電話が来ていた。

山口「ツッキー帰ろ」

月島「先帰っててくれる？」

山口「わかった！」

急いで折り返すとワンコールで出てくれた。

『蛍くんおつかれ〜』

月島「すみません、出られなくて」

『練習中だろうなって思ってたから大丈夫』

月島「何かあったんですか？」

『誕生日プレゼント、何がいい？』

月島「え、それ本人に聞きます？」

『だってわかんない』

月島「僕が喜びそうなものを考えてください」

『はーい』

月島「黒尾さん達に聞くのは無しです」

『なんでバレた』

月島「実はもう聞いてるんじゃないですか？」

『エスパーじゃんか』

バレた〜って言ってるAさん。

何おすすめされたんだろ。

月島「何がいいって言ってました？」

『ｼｭｰｽﾞｹｰｽとか練習着』

月島「へぇー」

『蛍くん喜ぶ？』

月島「さぁ？」

『何それ意地悪じゃない？』

月島「当日楽しみにしてますね」

そう言って電話を切る。

にやけている自分が携帯の画面に写る。

月島「うわ、何この顔。きもちわるい...」

・