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◎愛転送_kn ページ37

(リクエスト!!)

興味が湧いてやりたくなったメイド喫茶のメイドさん。アルバイトでは今までコンビニの店員とかしかやった事がないからちょっとやって見たい気持ちはまぁ、ある。がしかし、わざわざメイド服買うのもなぁ…なんて。

『んー…あ、そうだ。』

私が思いついたのは自作のメイド服。元々裁縫は好きだし、出来るのでは? なんて思い立ったら即行動。さっそく棚にしまってあった裁縫セットと布やらレースやらを取り出して作り出す。しかも結構楽しくなっちゃって気付けば…


『でき、た!!』

完成したメイド服。時間はないから簡易的なものではあるが、中々のものが出来たと自負できる。ニコニコしながら試着するとピッタリで。これは満足…! だがちょっと待て私よ。作って終わり、では無いのだ。元はと言えばメイドさんをやるのが目的なのだ。

『早く帰ってこないかなぁ…。』

きんときの帰りを待っていると、ようやっと玄関のドアが開く音がして。反射でまるで飼い主を待っていたわんこのように玄関に走った。

「ただいm『お帰りなさいませご主人様!』…へっ?」

パァっと笑顔を浮かべて挨拶をすると、彼は素っ頓狂な声を上げた。面白い反応がきて思わず心の中でニヤリと笑う。が、これで終わりとはいかないのだ。

『ご主人様、お荷物をお渡し下さい! ご飯が出来上がってますよ〜!!』
「あ、え、うん…?」

戸惑うきんときの背中を押して席につかせる。準備していたオムライスを取り出してケチャップでハートを描いた。うん、綺麗にできた…!

『お待たせ致しましたご主人様、愛情いっぱいオムライスです!』
「あ、ありがとう、」
『それでは参ります!』
「参ります!?」

驚く彼を他所にどうしてもやりたかったやつを一つ。

『いきますよ〜? 美味しくなぁれ、萌え萌えキュン!』
「う、ぉ…?」

手でハートを作って彼に向かってやると、不思議そうにしながらも受け入れてくれた。うんうん、大満足! 私が一人でルンルンしていると急に手を掴まれて。

「俺のメイドさん、ちょっと可愛すぎるんじゃないですかね? 俺もうダメージ結構喰らったんですけど、どう責任とって貰えますか。」
『え、え?』
「メイドさんの時間、俺にくれますよね?」

彼の目には、酷く熱が籠っていた。あ、これはちょっとやりすぎたかも…。
______________________

これで萌え萌えキュンシリーズ終わりです。リクエストありがとうございました。

やっぱり青い鳥の方が浮上率高いですね…(苦笑)

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作者名:モチモチな餅。 | 作成日時:2022年2月13日 22時

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