どうして私を嫌わないんですか…？

7.帰り道 ページ10

ASide

うぅ…なぜ好かれるんでしょうか…というか帰りまでキャラを作り続けなければならないなんて…

「ねぇねぇA、Aが髪につけてる髪飾り…リボンって誰に貰ったの？」

『物心ついた時にはもう持ってたからわかんないよぉ♡』

これは本当のことです

本当に気づいたら持っていて…ってか誰に貰ったのか僕自身が1番知りたいんですよね…

「……そっか、ごめんね、変な質問して」

『謝らなくていいよぉ♡』

「…やっぱり、Aは優しいね」

『そぉ？』

「うん、昔と変わらず、ずっとずっと、Aは優しいね」

むか、し…？

『ころんくん、それって一体…ってもう家だ…』

「ここがAの家なんだ…ｯあ、明日また会えるよね…？」

『何言ってるのぉ？同じクラスで隣の席なんだから、絶対会えるよぉ♡』

「そっか、そうだよね、うん…またね、また明日！」

『はぃ♡また明日♡』

〈ｶﾞﾁｬｯ.ﾊﾟﾀﾝ〉

家に入る前に直前に見えた爽やか王子…ころんくんは何故か









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涙を流していた

8.涙の訳→←6.どこの少女漫画だよってくらいベタ

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