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な 「さとみー 俺昼休み、生徒会だわ」
さ 「そうか、頑張れ」
な 「おー、じゃーなー」
昼休みのチャイムと共に、
ななもりは教室から出ていった
さ 「さてと…」
弁当を片手に
教室を後にして足早に向かったのは
「秘密の庭」
そういえば男子生徒とのあの日以来、
忙しくて行けていない
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り 「あ、こんにちわー!」
…今日もいた。
り 「この前、起きたら誰も居なくて寂しかったですよ〜」
さ 「…お前、あれからもここ使ってるのか」
り 「もちろんです!ここ居心地いいんですもん」
おれはよくないのだが…
り 「さ、先輩もここ座って!ぐずぐずしてたら昼休み終わっちゃいますよ!」
そう言いながら、
そいつは自分隣をポンポンと合図してきた。
さ 「…一緒には食べないでいい」
り 「はー?何寂しいこと言ってるんですかー?
もー、はい、ここ座って!」
そいつに腕を引っ張られ、
無理やり隣に座らせられた。
り 「はい、先輩も手を合わせて!
いっただっきまーす!」
さ 「……いただきます」
なぜここで
ほぼ初対面の人間と昼食を取らないといけないんだ…
り 「うんまー!急いで売店行って良かった〜!」
さ 「……」
り 「ん〜やっぱこのタレがいいんだよね〜!」
さ 「……」
り 「今度売店のおばあちゃんに何入れてるか聞かきゃ〜!」
さ 「……」
り 「………先輩、友達少ないでしょ?」
さ 「ッ?! …ゲホッゲホッゲホッ」
り 「わー!ちょ、大丈夫ですか?!
これ飲んで飲んで!!」
さ 「ごくんっ……はあ………っ何だと??」
り 「いや、そんな感じがプンプンして………図星?」
そいつはにやにやしながらこっちを見てくる
さ 「別にお前に関係ない」
り 「えー冷たいなあー」
さ 「別に、お前にどう思われても構わない」
り 「………」
言いすぎた……か?
り 「莉犬です」
ん?
り 「俺、お前じゃなくて莉犬です」
さ 「あ、ああ」
り 「……ほら!呼んでみてください!莉犬って!」
さ 「は? 別に今じゃなくてもいいだろ!」
り 「だめ!今!せーの!」
なんなんだ、、
さ 「……………莉犬」
本当になんなんだこいつは、、、
り 「へへっ、やったね〜ん」
悪ガキみたいに
満面の笑みを浮かべながらご飯を頬張る莉犬に
俺もつられて
笑っていた。
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すみれ - るきあさん…なんて最高な物語を作ったんですか…もうすごすぎて泣いちゃいましたよぉ(泣) (2022年12月3日 16時) (レス) @page44 id: 69b8b4c83b (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる!!! (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる!!! (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - 朱音さん» 茜さん!というか朱音さん!コメントありがとうございます(´∀`) ほんとにそんなお褒めいただけて、嬉しすぎます(/ω\)/// 頑張れます!//// (2021年6月12日 22時) (レス) id: e863d72ae7 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - この小説の為に、『神』という言葉は生まれたのか…なるほど… (2021年5月4日 22時) (レス) id: 8c7310438b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るきあ | 作成日時:2021年1月27日 13時