嫉妬と虚無* ページ22
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今日はついてない
昼も夜も今日の俺はついてなかった。
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YouTube撮影前にテレビ局で打ち合わせがあって
会議室みたいなとこにメンバーと向かってると
俺のメガネをつけたAが、丁度入りだったのか私服で前から歩いてきた。
ついてる。会えるなんて。
…そう言えば、昨日
A北斗メガネ忘れてる
北斗ほんとだ、ありがとう
一昨日、メンバーがAん家に突撃訪問した時に忘れてしまった物の連絡をくれて。
Aこれ可愛いよね、どこで買ったの?
北斗気に入ったの?あげるよ
Aいいの?
北斗Aが使ってくれるなら俺も嬉しい
Aうわー、めっちゃ使う大事にする!
このやり取りを思い出して自然と頬が緩む
ほんと早速使ってくれてんじゃん。
歩いてすぐ手前まで来たAと目が合ったから
手を振ろうとしたら
『あ、亮くん！！』
俺には見向きもせず、俺の後ろにいたらしい俳優の方に嬉しそうに走っていった。
｢A！
忙しくしてるらしいじゃん？どおりで構ってくれなくなったと思った｣
『亮くんもでしょ
ねぇ、今日何時終わり？』
楽しそうに弾む会話を背に
俺は上げた口角が段々下がっていく。
ふつふつと湧き上がる黒い感情を何とか
�爐◆竺里�に周りに人、いるもんね��
�爐△凌佑箸浪寝鵑盒Ρ蕕靴討襪�ら変な噂たたないもんね��
って押しころす。
…でも堪らなくなって
少し歩いた後もう一度振り返ってみると
お互いが肩を叩きあってつこみあってる瞬間で
その時のAの顔が振り返らなければよかったと後悔したほど頭から離れない。
…ついてない
そんな顔、そいつにしないでよ
なんて思いながらも何とか踏ん張って
打ち合わせも撮影も終わらせて
｢なぁー！飯いかね？｣
｢いく、めっちゃいい時間じゃん｣
｢よっしゃ、ここ行こうぜ｣
｢北斗は？今日は予定ない？｣
｢…ない。いいよ、行こう｣
久しぶりにメンバーで飯に。
寝たら忘れる。
明日にはこの黒いのも落ち着いてる。
呪文のように唱えて、メンバーと店に入ると
｢…ついてない｣
｢なに、なんか言った？｣
｢ついてないらしいよ、なん…あちゃ｣
｢…おぉ、なんたる偶然｣
店の1番奥のいい席にAとあの俳優
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます！ (2021年5月3日 17時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年2月26日 23時
