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｢北斗そっち座ったら？｣
｢いや、いい｣
向こうは楽しそうに会話していて俺たちに気がついてない。
メンバーはA達が見えない位置の席を奨めたけど
逆に俺は様子が伺える位置に腰を下ろした
｢見えるよ、そこ｣
｢うん知ってる｣
｢え？｣
見たくないんだけど、Aのことはずっと見てたいから
…矛盾しかしてないけど
｢あの良い席に座れるって
やっぱあのふたり凄いよな｣
頬杖をついて向こうを見る樹に
｢ほくちゃんはMなの？｣
呆れたように笑う慎太郎
｢北斗どれ｣
｢これ｣
注文を代わりにとってくれる京本に
｢北斗、凄い人を追いかけてるね｣
って心配そうにするジェシー
こーちに至っては
｢ほんとに変わんなくていいの、いける？｣
ってまだ席のことを言ってる
-
｢あぁダメだ、もうダメだ｣
｢うるせー｣
｢うぜぇよ、そろそろ｣
｢DAHAｯ｣
だけどこいつらは
1時間後には心配なんてせずに笑いだしていた
｢Aちゃん達もう帰ったじゃん｣
｢そうそう何に頭抱えてんの｣
｢…凄い爆弾置いてったじゃん｣
｢え、なんだろ。どれかな。あれかな？？｣
｢え、なに、どれだろ
手繋いで出てったことかな？｣
｢言葉にして言うな｣
俺がこんなにも不安に陥っているのに
ゲラゲラ笑ってるコイツらは
｢でも好きなんでしょ？｣
｢うん、｣
｢どれくらいよ｣
｢膝から崩れ落ちそうなくらい｣
｢…どの程度なのそれ｣
励ましてんのか、傷口を抉ってんのか
皆より綺麗な俺の取り皿に
｢ほい、ほいほい｣
｢…おいおい、おいっ！バカ！そんな要らねぇ｣
どんどん料理をよそってくる
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます！ (2021年5月3日 17時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年2月26日 23時
