diary.4 ページ6
Aside
すぐに出発するというから私は北斗さんと共に死兆星に乗り込んだ
船は私が思っていた以上に広くて快適
人もたくさんいてまるで一つの家のような感じ
『これが船……』
北斗「すごいだろ？まぁゆっくりしていくといい
景色を見てもよし、船員に話しかけてみてもいい」
北斗さんの提案通り景色を見てみようかな
私は船に乗るのが初めてだから見るもの全てが新鮮
船員さんもどんな人がいるのかな？
好奇心に駆られるまま船の先頭の方まで歩いてみる
『うわぁ…ほんとに水に浮いてる！』
少し身を乗り出して下を見てみると
大きな船は海の上にちゃんと浮いていた
天気は快晴
気持ちの良い風を受けながら船は航路を進み出発した
？？「おや、見ない顔でござるな」
どこからか聞こえる男の人の声に私は周りを見渡すけど
誰もいない
？？「ふふ、戸惑っておるな。上を見てみるといい」
『上……？あっ！』
声の主につられて首を真っ直ぐ上に向けると
船の柱の上の方に座っている白髪の人物と目が合う
？？「見つかってしまったな、よっ」
『え？え？！危なっ…！』
あんなに高い位置から飛び降りたら…
最悪の状況を想像してしまって思わず悲鳴に近い声を上げたと同時に
青年は着地寸前に風を巻き起こしてふわりと船の上に降り立った
？？「驚かせてしまってすまない、拙者は楓原万葉と申すもの。お主はこの船の新入りか？」
驚いた私を見て万葉は笑うと同時に自己紹介をしてくれた
まだ若干胸がドキドキしている中、私も頑張って会話に答えた
『えと…北斗さんが乗せてくれてスメールまで送ってくれるの！
私はA、短い間だけどよろしくお願いしますっ』
見たところ万葉も稲妻人だろうか
とても温和そうな青年だ
万葉「姉君の紹介であったか、よろしく頼む。拙者はこの船の一員である故、困ったことがあったら聞くといい」
姉君……
『万葉って北斗さんの弟なの？』
聞いた後にしまった！と思った
全然似ていないから姉弟と思わなくて失礼な質問をしてしまったような
万葉「血のつながりはないでござるよ。拙者が親しみを込めて姉君と呼ばせてもらっている」
気にしなくてよい、と万葉が私の肩をやんわりと叩いたので
もしや万葉は私の心の中が読めているのでは…なんて思ったりした
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ついんてーる(プロフ) - すごく面白いです！主さんの物語の構成など前作から感動してます！これからも頑張ってください！ (2月29日 21時) (
レス) @page15 id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 サキ - 投稿待ってます！ (2月3日 19時) (レス) id: 911abfc5cd (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - ふわなさん» ご感想ありがとうございます！とても励みになります〜˚✧₊⁎今後の展開にご期待ください☺️ (1月7日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - お話とっても面白いです！ちょっとドジ(？)な夢主ちゃんをなんだかんだ気にかけちゃう放浪者かわいいです…！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (12月30日 1時) (レス) @page27 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 夜月 サキさん» 初コメありがとうございます！更新の励みになりますううう！ (12月26日 18時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おりんぽす | 作成日時：2023年11月27日 22時
