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diary.33 ページ35

Aside


神子「Aお主……放浪者という童は知っておるか?」


神子さまの口からその名前が出てくるなんて予想もしていなかったから


『え、放浪者…?』


私は少しの間呆気に取られて口を開いていた


神子「妙な雰囲気をしておってな。格好は稲妻人のようであったが…纏った香りが異国のものでの

ひと通り鳴神大社(ここ)を見てすぐに立ち去ったんじゃ」


やっぱり…桜の木たちも言っていたけど……


ここに放浪者が来たんだ


でも、何のために…………?


神子「その顔、やはり何か知っておるな?」


『え?!い、いや…そんな深い仲と言うわけではなく…知り合い、というか…なんというか……?』


と、友達にはまだなれてないかな…


むしろ避けられてるもんね


……う、何だか胸が痛い


神子「そうか………それはそうとして、空とは会うたか?」


『あ、はい!空は何でも知っていてとても親切にしてくれますから』


それは良かったと微笑む神子さま


おかしいな…神子さまと会えてすごく嬉しいはずなのに


というか放浪者の事はわかり考えてしまって悩んでいたからこそ


稲妻に帰ってきて神子さまに会いにきたのに


私の頭の中はまた、彼のことでいっぱいになり始めている


本当どうしちゃったのかな私…


結局、本人と話さなければ私の心のもやは消えてくれないのかもしれない


そう悟った私は神子さまの目を真っ直ぐに見つめる


神子「なんじゃ?何か聞きたいことでもあるのか」


察しのいい神子さまは私の視線から何かを感じ取ったようだった


私は頷く


『あの、放浪者の行き先がわかったら教えて欲しいんです…

理由は後で話すので!』


彼はここに…、稲妻に一体何をしにきたのか


どこに足を運んだのか


それがとても気になった


神子「そうじゃな……確か………」


私は神子さまから聞いた放浪者の行き先に


この帰省中に足を運ぶことにした

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ついんてーる(プロフ) - すごく面白いです!主さんの物語の構成など前作から感動してます!これからも頑張ってください! (2月29日 21時) (レス) @page15 id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 サキ - 投稿待ってます! (2月3日 19時) (レス) id: 911abfc5cd (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - ふわなさん» ご感想ありがとうございます!とても励みになります〜˚✧₊⁎今後の展開にご期待ください☺️ (1月7日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - お話とっても面白いです!ちょっとドジ(?)な夢主ちゃんをなんだかんだ気にかけちゃう放浪者かわいいです…!!更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (12月30日 1時) (レス) @page27 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 夜月 サキさん» 初コメありがとうございます!更新の励みになりますううう! (12月26日 18時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おりんぽす | 作成日時:2023年11月27日 22時

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