鬼への復讐

死んでる ページ26

『師範に怒られたって良い...！別には今のままでも自分は何とも思わないから！だからこれ以上、他の柱に
口を出すな！！』

この三人と居られるなら、自分は幸せ。

でも導き出した答えは、結局叶わない。
だって、

“人間は生まれた時から欲する、醜い生き物だから...”

善逸「チッ...Aは何にも分かってない！！」

『ッ！』

善逸は拳を強く握った後、目を見開いて怒鳴った。

怒り...いや、相手からは憎悪を感じる...！

思わず日輪刀を握り締めてしまうくらい、「怖い」...
こんなのは感覚は初めてだ。

善逸「もうお前からは何にも音がし無いんだぞ！？生きてないのと一緒だ！死んでるんだよ心が！！」


宇髄「死んでるだぁ？まぁ、コイツがどうなろうと俺達は知った事じゃねーよ。」


煉獄「あぁ、それに早く荒川と胡蝶に謝罪しろ。そして鬼殺隊を抜けてくれ...」


甘露寺「ええ...今の貴女には全然キュンとしないし、顔も見たく無いわ。」


胡蝶「皆さんと言う通りです。さっさとゴミは消えて下さい？」


伊黒「甘露寺と真衣に近づくな。汚らわしい...」

不死川「チッ...死ね、クズ野郎。」

真衣「私を虐めるのは構わないけど、皆んなに手を出したら許さないから！！」

胡蝶「真衣さん...」

炭治郎は真衣の演技に、
炭治郎「ひ、酷い...」

と言って引いていた。


ね、分かったでしょ？

私がどうなろうと、この柱達には関係ないんだって。

冨岡「クッ...お前ら！いい加減にしろ！！」

『と、冨岡さん...！？』

すると、今まで黙っていた冨岡さんが急に怒鳴った。

勿論、他の柱や三人組、自分も口を開けてしまった。
だが冨岡さんはそれも構いなく、話を続けた。

冨岡「お前らは本当にAが、他の隊員の手柄を横取り柱に昇格したと思ってるのか！？
柱の誰か一人でもAが荒川を虐めた所を、目撃したのか！？
何の根拠も無い、根も葉もない噂をすぐに信じて...

お前らはそれでも柱か！！」


“お前らはそれでも柱か！！”

この言葉に頭痛がした。

『冨岡さん...ッ「AもAで、何故血鬼術にかかった事を、お館様に報告しなかった！？」

え...』

冨岡「それはお前が、お館様を「信頼」していないからだ！！」

『...別に「言い訳をするな！」


そうだ...そうだよ。

私はあまり人を信用したり、信頼した事がなかった...


そう、自分は“お館様はそんなに良い人”だとは思わなかった。

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