証明 ページ27
お館様は、自分を都合良く利用する人でしか認識した事がなかった。
だからどんな時でも、挨拶なんてした事なかったし、そんなに関わらなかった。
冨岡「お前はもっと信じてくれている仲間を頼れ!」
頼れないよ...
ねぇ、何で一人の人間のためにそこまで出来るの?
時透「これ...」
時透が何かの紙を持って、柱達の前に立ってソレを見せた。
何が書かれているのかは、自分からは見えなかった。
柱「ッ!?...」
その紙に書かれている内容を読んだ柱達は、蒼白な顔をした。
真衣「ひ、酷いわ...!他の隊士まで私をこんな目に合わせようとするなんて...!!
私が一体、貴方達に“何をした”って言うのよ!?」
時透「は?覚えてないの?」
時透...?
時透は低い声で真衣を脅した。
真衣「何が...?」
時透「はいコレ、証明書。」
時透は柱に、持って見せていた紙を自分にくれた。
その紙に書かれた内容は、まさに真衣から解放されるための“証言”が書かれていた。
そう、真衣に手柄を奪われ、被害が出た隊士からの大量の証言だった。それに真衣は去る際に、私の西條 Aと名乗ったため、それで私に悪い噂が流れたと...長々と語った文章がずらりと並んでいたのだ。
『...』
時透「本当、最近の隊士も馬鹿だよね。容姿も違うし、呼吸も違うのに...どうやったら騙されるのか知りたいよね。」
確かに、何でだろう...?
顔も似ても似つかないのに、呼吸だって違うのに。
真衣「チッ...“絶対に言うな”って言ったのに!」
柱「!?」
冨岡・時透・A「「『...』」」
三人組「...」
今まで真衣を信じ切っていた柱達は、これまでになく驚いていた。
私と冨岡さん、時透は眉間にシワを寄せ、三人組は哀れんでいた。
『...何が“絶対に言うな”だって?』
真衣「はぁ?アンタって相当、頭が鈍いんだね。」
は?
真衣は息をするように、今までの事を全て話した。
真衣「その霞柱が言う通り、このままじゃバレる。それで女の雑魚隊士の手柄を奪って、脅しさえすればバレないでしょ?
これで柱になって皆んなにチヤホヤされると思ったんだけど...お前が邪魔。
少し強いだかなんだか知らないけど、それだけで周りから愛されちゃってさぁ?
お前見てるマジでとムカつくんだよ!!
それで女の雑魚隊士に噂を流させ、自分からも“いかにも手柄を取られました。虐められています。”感を出しておいたの。」
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ラムネ - ヨッシー2号さん» 頑張って今日は後編まで出しますw (2020年3月2日 14時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー2号 - 続きッ!続きをッ!くださいッ! (2020年3月2日 13時) (レス) id: 068bdbacd4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - らい太郎さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年2月29日 13時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - 真衣ちゃァァん!私真衣ちゃんみたいなキャラ?悪女からいい子に、見たいなキャラが好きで、ほんと!ありがとうございます!←最新頑張ってください! (2020年2月28日 23時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - マドレーヌさん» すみません、悪女の苗字を変更しました! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラムネ | 作成日時:2020年1月5日 23時