久々の訪問 ページ9
何日かすぎてー
兄さんの素性を隠すのも無事終わりーなり行きで環の家庭事情も知ってしまって、電話して謝ったー引き抜きも失敗したようだ。状況確認ということで、兄さんたちのところに今は向かっている。
ツムに挨拶をして、レッスン場のドアを開ける。
『お邪魔しまーす・・・コスプレ大会中?』
全員がコスプレしていた。
「Aねぇ!びっくりした?なんか、学園もののミニドラマやることになって!俺ね、応援団長するんだよ!!」
「すいません、Aさん。ちょっと待っててください。
七瀬さん!?まだオフレコで「一織はきゅうど、ムグッ!?」人の話聞いてます?!配役言っちゃいけません!!」
「イチ、Aは口固いから。陸、他の人にはドラマがテレビ出てから言おうなー。これ、お兄さんとのヒミツな?俺?謎の転校生で実は保険医の、さらにラスボス。ソウとかひどいぞ?」
「大和さん!A、シィッ、ね?えっと、僕のは、どう言おう?「そーちゃんは、熱血数学教師と、冷血剣道部顧問と、ツンデレ吸血鬼の三段ギアな。Aねぇ、いらっしゃい。理のことバレたのは気にしてないから。でも、探すの手伝って。んー、俺は、バスケ部エースで、りっくんの憧れのせんぱーい」
「お身体は平気ですか、フロイライン?ワタシ、英語教師はカリのスガタ、実はエージェントなのです!」
「ナギのは、スタッフさんにゴリ押しただけだろーが!!マネージャーから聞いたぞ?よく来たなー、A!ん?あぁ、家庭教師役だから。フリル付いてて可愛いとか言うなよ?つーわけで、エプロン着てるけど借りものだから。ケーキはまた今度作るよ!!」
「この前はありがとうございます、Aさん。みなさんが言ってしまったので言いますと、私は弓道部所属の生徒会長です。二階堂さん、逢坂さんと同じ悪役。放送日時はあとでラビチャで送りますので、ぜひご覧ください」
一応、状況は把握できた。
『うん、絶対見るよ。それで、兄さんたち、最近どう?あとお腹空いたんなら、冷製パスタ作ったんだけど、食べる?』
「おおっ!?お前さんの手作り?いやー、嬉しいわー」
「Aねぇのお料理食べるの初めてだ!ねぇ、壮五さん、美味しい?」
「うん。どんな人にも負けないと思うよ、陸くん」
「なぁ、王様プリンは?『ちゃんと冷やしたの持ってきた!』マジで!?やった!!サンキュ
!」
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作者名:アスト | 作者ホームページ:http://id11.fm-p.jp/545/05251357/
作成日時:2016年9月27日 18時