第4話 ページ6
とりあえず俺は岩陰に隠れて声がする方を覗いて見た
するとそこには…………
「こんなところに人魚が居るなんてな!」
「あぁ!闇オークションの方で売っちまえば大儲けができること間違いなしだぜ」
"クズ"という言葉がお似合いな大人達と、
フロイド「カハッ………ヒュッ!」
ジェイド「フロイドッ!……フロッ…イドッ!!」
フロイドとジェイドが居た
2人は人魚のため陸での呼吸が困難であり
とても苦しそうにしていた
それを見た瞬間、
俺の中で何かがブチ切れた音がした
怒りに身を任せて岩陰から出ようとする己の体をなんとか止めようと血が出るくらい強く爪を食い込ませて己の腕を掴んだ
おかげで俺の下にある綺麗な砂は赤く染まった
それを見て俺は冷静にこの状況をどうするか考えた
『(俺がこのまま飛び出して襲いかかろうとしたところで、所詮は大人と子供……勝てるわけがない…………魔法を使いたいところだが生憎、俺は攻撃魔法の類をまだ教わっていない)』
今の俺じゃあなんも出来ない
クソっ!こうなったらひと芝居するか……………
『ねぇねぇ、おじさん達!何をしてるの?』
「あ?何だこのガキ…………」
「おい、止めとけ!どうせただのガキだろ」
「僕、親御さんは何処かな?」
汚い笑顔を浮かべながら男達はそう言った
『…………僕の両親の話はしてないよ?はぁ……、もう1回言ってあげるね?』
『"此処でお前らは一体何をしてるのかな?"』
「何だこのクソガキッ!!」
その時、
警「君たちそこで何をやっている!」
「やべっ!警察だっ!」
そう、俺はあらかじめ警察を呼んでいたのだ
こういう奴らはお縄に捕まった方が良い
こうして男達は警察に連行された
本当は事情聴取をやらなければいけないのだろうが後日必ずやるということで帰ってもらった
そして俺はすぐさま彼らを海に戻した
運んでいる時に傷がないことを確認することが出来たので一安心した
2人は暫く動かなくて少し焦ったが
やっと真面に呼吸が出来るようになり
海に帰ってった
それを見て俺も帰ろうとした時…………
「どういうつもりですか?」
後ろから声が聞こえた
この声は間違いなくジェイド・リーチのものだろう
そのすぐ隣には彼の片割れのフロイド・リーチが居た
2人とも何処か納得がいかない顔をしていた
そんな2人のことなんてつゆ知らず…………
俺の脳内は荒れまくっていた
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友 - yumyo309さん» 完全に間違ってますね。教えて下さりありがとうごさいます (2021年7月31日 8時) (レス) id: 1de89fb705 (このIDを非表示/違反報告)
yumyo309(プロフ) - とても面白いです!!けど、どうしても気になってしまってナイト"イレ"ブンカレッジじゃなくてナイト"レイ"ブンカレッジです。差し出がましくすみません!!! (2021年7月31日 0時) (レス) id: c5d9c0e5de (このIDを非表示/違反報告)
友 - レオさん» そう言っていただけると嬉しいです!ありがとうございます。 (2021年6月29日 15時) (レス) id: 1de89fb705 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 素晴らしい作品でした。続き楽しみにしています。 (2021年6月23日 21時) (レス) id: a2aea01182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゼクティ+友 | 作成日時:2021年6月3日 18時