検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:9,714 hit

14 ページ14

.


私にギュッとしたままのふぶちゃんの肩越しに、ドアの隙間から私たちを凝視するえおえおさんとあろまさんが見えて、すみません、と口パクで伝えると揃えて親指を立ててグッジョブされた。

それにクスクス笑うと、気付いたふぶちゃんが振り返ってカーッと耳が赤くなる。



「お熱いですなぁ、えおえおさん」
「うんうん」



伸びをしながら出てくるあろまさんと、それに続くえおえおさん。

そっと離れた腕に若干の寂しさを感じてふぶちゃんを見つめると、目を細めて微笑まれる。



「コイツ、Aチャンいないとシケたツラばっかしやがるから。頼んだよ」



頭をグリグリと雑に掴まれるふぶちゃんに、大切にします、と誓った。



「んじゃあ、お前ら帰れ」
「えっ」
「元々えおえおとゲームしようぜって約束してんの。ほら帰った帰った」

『お世話様でした』
「じゃあなFB。Aちゃんまたご飯誘うわ」
「じゃあな」
『いつでも誘ってください』



えおえおさんに見送られて帰路につく。

自然と繋がれた手に頬が緩んで、ふぶちゃんを見ると私の大好きな笑顔がそこにはあった。


.

15 f side→←13 f side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:MSSP , FB777
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:二子 | 作成日時:2019年6月3日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。