12.青春? ページ15
・
寝転がっている根暗に近づけば、やはり無防備な姿で寝ていた
ったく…話相手の居ない俺は、どうすればいいんでィ
仕方なく隣に寝転がる
彼女の前髪の隙間から見えた顔、
真っ白な肌、長い睫毛、筋の通った鼻
人形みてェな顔してやがる
空を見れば清々しい程の青空
俺も目を瞑ると微かに瞼が赤く見える
どうせ暇だし、このまま寝ちまうか
銀八「どこに居んだよアイツら」
授業は終わり放課後、イライラしながら学校中を廻る
午後から沖田と藤原の席には誰も居なく、藤原の机には【サボります】と綺麗な字で書かれてある紙切れが貼られていた
ったく…真面目なんだか真面目じゃねんだか…
保健室や空き教室を探してもアイツらは、居ない
残るは
屋上か…
扉を開ければ案の定、沖田と藤原が居た
「へーへー二人揃ってお昼寝ですか」
気持ち良さそうな顔してやがるぜ全く
「オイ、起きろ〜さぼり魔二人組〜」
『んん………?!』
目を覚ました藤原は驚いた様に起き上がる
『え?銀八先生…今何時ですか??』
「4時半」
『………え”……ちょっ!!起きて総悟!!』
沖田「……んだよ後5分…」
『や!後5分じゃないから!!』
そう言って藤原は沖田の頬をペシペチと叩く
沖田「折角気持ち良く寝てたのに、何しやがんでィ…」
むくっと起きた彼は焦る様子もなく立ち上がった
「沖田、お前部活」
沖田「あぁ、それもサボりまさァ…顧問に伝えといて下せェ」
ま、沖田がサボるなんていつもの事か…
『部活さぼって良いの?』
驚いた藤原は屋上から出ていく沖田を追いかける
『あ、先生ご迷惑おかけしました、今度チュッパチヤップスでも奢ります』
「おう、苺味な」
【バタンッ】
閉まる扉を見つめながら
青春だなぁ…
なんて、爺臭い事を思ってしまった
・
85人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チヨ(プロフ) - ちかさん» 更新、大変遅くなり申し訳なかったです……。神………初めて言われました…泣ありがとうございます! (2019年9月27日 19時) (レス) id: d0934a6013 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 今回も神ですね! (2019年9月26日 18時) (レス) id: e4c55b48d4 (このIDを非表示/違反報告)
チヨ(プロフ) - ちかさん» ほんっとチカさん面白い!笑 いつも、チカさんのコメント有難く思ってまする…ありがとうきびうんこ!!☆ (2019年7月22日 23時) (レス) id: d0934a6013 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - え、コメント下さると嬉しい?なら、更新されるたびにコメントしよーかな!(((え、ただの迷惑ぅ笑笑 (2019年7月22日 16時) (レス) id: e4c55b48d4 (このIDを非表示/違反報告)
チヨ(プロフ) - ちかさん» あるある笑 (2019年6月15日 10時) (レス) id: d0934a6013 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チヨ | 作成日時:2019年4月24日 23時