【銀魂】意 地 っ 張 り【沖田総悟】

13.帰り道 ページ16

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帰り道、たまたま同じ方向だった私達は大した事ない会話をしながら帰宅する



『私はプリン味』


沖田「んでそんな邪道なのが好きなんでィ……俺ァコーラだな」


『コーラの飴なんて何処にでも売ってるじゃない』



沖田「プリンの飴だって探せば売ってらァ」



チュッパチャップスの好きな味について話しているのだが、全く合わない



『もう、話変えて』


沖田「テメェが振ってきた話だろーが」


『じゃあ、今度は総悟が私に何か質問してよ』



私は、彼が一体どんな質問をしてくるのか少し興味がある



沖田「んじゃ…どうして前髪切らねんでィ…」



『前髪？？あぁ…』


おでこに手を当てる


『美容室嫌いだから？』


沖田「自分で切ればいいじゃねぇか」


『だって不器用だから』


沖田「知り合いに切ってもらえよ」


『それもまた、面倒臭い』



そんな呆れた目で見ないでよ…



『その内、切るわよ』



再び前を向くと、自分の家が見えてきた



『その、黄色い屋根の家、私ん家なの』



沖田「へぇ…」




興味なさそ…



『じゃあ、さよなら』



別れ道で彼に小さく手を振る



彼はと言うと、「じゃあな」とか「またな」とかも言わず、そのまま歩いてってしまった








本当、嫌なヤツ





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