【銀魂】意 地 っ 張 り【沖田総悟】

番外編.母の日 ページ27

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私は今、迷っている



今日は母の日で、子供が母に日頃の感謝を伝える日



まあ……ろくに家に帰って来ないし、母の手料理を食べたのなんて数えられるくらいしかないけれど…



『どうしよ…』



皆さん、お気付きかもしれないが私はかなりひねくれてると思う


感謝の気持ちを述べるなんて、恥ずかしいったりゃありゃしない


しかも、家族


『あぁ！もぅ！！』


近くにあるクッションをフローリングに投げつける


テレビ電話しよっかな…


タブレットに手を取った瞬間、それは震えた


『…………ママから』


私は震える手で通話ボタンを押す


ママ「ハァイ！！元気してるぅ？」


画面には、私と似た黒目黒髪のママ


『元気してるよ…で？用件は？』


ママ「やだぁ！今日、日本では母の日でしょ？」


『うん、だから？』


ママ「何て言うの？？」


『私を産んでくれてありがとう』


恥ずかしさのあまり、思わず目を逸らしてしまった


ママ「ふふ！ふふふふふふふ！！！」


にしても普通、自分から掛けてくるか


『切るよ…』


ママ「え”！早っ！！あ！後、来月は帰って来られると思うから！」


『分かった…じゃ』


通話を終了し、タブレットをテーブルの上に置こうとした


が、



電源の入ってないそれの画面には



笑ってる自分の顔があった



『クスッ』



ママの顔を思い出すと、小さな笑いが溢れた


なんやかんやで






『大好きだよ……ママ』



〜Thank you always, mother〜


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