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部屋に入った途端、ベッドに倒れ込んだ。
ふわりと鼻を掠めたのは折原の匂い。
やっぱり、自分の部屋でないと落ち着かない。
嗚呼、いつまで、この生活を続けなければいけないのだろう。
そう考えながらぼんやりとしていると
ふと、目についた物があった。
『……写真?』
ヘッドから降りて近くで見てみると、そこに写っていたのは、折原と折原の兄だった。
仲良さそうに笑っている二人の姿に、少し心が痛くなった。
弟と上手くやれてるかな…折原。
アイツは変に鋭いところがあるし、折原も私に似せようと頑張るとは言っていたが、こう言っちゃ悪いが、出来そうな気がしない。
とか考えてる今、問い詰められてたりして……
嫌、それはないか。
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作者名:チヨ | 作成日時:2019年8月19日 23時