防弾のMGイルボンサラム 4

169 TH ページ20

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「...ね？苦しいでしょう？」




そう言って俺の首筋に顔を寄せてクスクス笑う




TH「めっちゃ、苦しいかも...やばい」




なんでそんな可愛ことするの



どんだけ惚れさせたら気がすむの




「オッパ...？そんなに苦しかったですか？汗」




顔を隠す俺を心配そうな声で気にかけるA



力は俺に比べれば全然弱いし

息苦しくなんて無かった



それなのに心臓はこれでもかってぐらいぎゅーっとなって



好きって気持ちが弾けちゃいそう




TH「Aは俺の気持ち知ってるのにずるいよ」




俺ばっかりドキドキしてる




「え..？」


TH「...好きな子に抱きしめられたら嬉しいに決まってるでしょ？」




そういってまた彼女を抱きしめる




「っ/」


TH「だから、Aはずるいんだよ..」





俺がそう言った途端、


パッとベッドから飛び起きたA



...え、なにどうしたの 汗



TH「A？」



すぐ横のベッドランプを点けると





「ずるいのは、テヒョンオッパです」





ベッドランプに照らされる

真っ赤な顔で今にも泣いちゃいそうなAの顔



俺がずるい..？


どうして？？





「私だってオッパに抱きしめられるのが一番好きです、幸せです」





その言葉に自分でもわかるほど顔が熱くなる





「オッパには私の気持ちなんてわからないです」





そう言ってそっぽを向いてしまったAを

慌てて後ろから抱きしめてつかまえる



このままだと、なんだか消えちゃいそうだった





TH「A、怒ってるの？」


「っ..こういところ、ずるいんですって」




顔をこちらに向けさせると

涙を滲ませていた




TH「俺の、どこがずるいの？」




教えてくれなきゃわかんないよ...





「っ...ユリさんが、いるのに、そんなに優しくしないで下さい...っ」






そう呟いて とうとう泣き出してしまったAを




愛おしくて仕方ないとおもった







TH「....ヌナとはとっくに別れてるよ？」



「へ」






慌てて俺の顔を見上げるA



可愛過ぎだ。






TH「ふっ、ヌナに嫉妬？」





そう言って笑ってやった



ほんとどんだけ可愛いの。





「っ、やっぱりずるいです、ひどいです、！」


TH「え？汗」







「わたしだってオッパの事、好きなのに！

ユリさんがいるから、諦めようとしてたのに、！」








ああ神様、これは夢ですか？




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