【銀魂】ドSとチャイナ娘と団長さんとドーナツと…

23幕　相談者１　ダークマター魔女　part２（信女回想） ページ24

〜お妙ｓｉｄｅ〜

妙)「つまり二人はそれぞれその人に、…恋してるのよ！」


私がノリノリでそう言い放つと、



神・信)「「……え」」



と、神楽ちゃんは白目になり、信女ちゃんは瞳に光が宿って目を見開いた。
そんな二人のそれぞれの表情がおもしろくて、さらに言葉を並べる。


妙)「さらに詳しく言えば、恋って鈍感の人は自分で気づいてないの。
でも常にその人のコトを想ってるし、胸が苦しくなったりトキメいたりしてるのよ！


…恋って知らない間にしてるものなのよ」


最後はあえて、間をとってゆっくり話した。
だって大事なキーポイントだもの!! 二人が聞き流さないようにね!!!←←



神)「あっ姉御！何言ってるアルカ!!/// そ、そんなワケないダロ！私がサドなんかに…




あ。」




私の目が光る。




妙)「神楽ちゃんやっと認めたのね〜、沖田さんが好きって＾＾*」

神)「え、ちょ」

妙)「じゃあさっそくデートのお誘いの仕方を…」

神)「えっと用事思い出したから私達帰るネ!! お邪魔しますタァァァァァァアアアア!!!」


そう叫んで神楽ちゃんは信女ちゃんの首根っこを掴んで一目散に家を後にした。
あっという間に居間が静まり返る。



妙)「…(さっきの信女ちゃんの表情…。)」



＊＊＊＊


〜神楽ｓｉｄｅ〜

ハア…ハア…


私達は近くの公園に駆け込むと、荒い息で急いで酸素を取り入れる。


神)「ハア…、相変わらず、姉御の爆弾発言には、ハア…、心臓がもたないアル」


私はまだ荒い息をしながら途切れ途切れに口を開いた。


信女を伺う。





信女は無言だった。膝に手をついて息を整えてるが、うつむいたまま。




神)「信女…？？」








気になって横から表情を伺った。









…私は驚きで目を見開いて固まってしまった。









そこに在った表情は、いままでに見たことのない









恋する女の子がいたから。

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