今吉くんとの間には

バスケ部員と。 ページ10

今「そうやな、最近何かと物騒やし、わし家まで送ってくるわ。」


若「諏佐さん、ナイスアシストt((ｸﾞﾌｯ」


今「若松ははよ帰れや、」


また若松くん？が殴られてる…

アシストって何のアシストだろう……




というか私、今吉くんと一緒に帰るって今吉くん迷惑じゃないかな…



「あの、ほんとに私送ってもらわなくても大丈夫だよ？それに、今部活帰りで疲れてると思うし…」




なんせバスケ部4番の選手なのだから、体調管理も大切なのだろう。


心配して見ていると今吉くんはへらっと笑い答えた。



今「まぁ、疲れてないっちゅうたら嘘になるけどそれよりもわしはAちゃんの事が心配やし…



それより、わしと帰るの嫌か？」



それだったらしゃあないなぁ…と落ち込んで言うので急いで訂正する。



「い、いや！全然！」



今「ほんまか？じゃあ送って行くわ！」


「ありがと、今吉くん。」


今「全然ええよー」


ということで寮までは今吉くん、諏佐くん、若松くんと行くことになり、

寮に着いたら私は家まで今吉くんに送ってもらう事になった。









若「それにしても柊先輩、こんな時間まで生徒総会の議案書作りって何があったんですか？」


今吉くんの後輩、若松くんが不思議そうに聞いてきた。


「実は今期の生徒会の先輩方がデータの整理整頓が苦手だから、いつも使うテンプレが無くなってて…」



諏「なるほど…部活で少し外に出た時に生徒会室が騒がしいと思ったんだが、そういう事だったのか」


「そうなんだよね、だから来週の生徒会引き継ぎも少し心配、」

あはは、と笑うと諏佐くんが思い出したかのような表情になる。



諏「そう言えば、今吉。お前も来週書記長として引き継ぎなんだよな？」




今「そうやで、わしもこれから忙しくなりそうなんや」




諏「まぁ、2人とも頑張れ…」



若「でも、生徒会ってなんかかっこよくないですか！」


なんか憧れちゃいますね！と若松くんがキラキラ微笑みを向ける。



今「そんなんなりたかったら来年にでも生徒会選挙立候補すればええやん

まぁ、当選するかは分からんけどなぁ？」


若「うぐう……」



諏「はははっ、」



そんな話をしていたらいつの間にか寮に着いていた。






今｢じゃあ諏佐。寮母さんにわしは遅くなるっちゅうといてや、」



諏「おう、先に帰って言っておく。おつかれ。」



若「お疲れ様でした！」



そう言って2人は寮に帰って行った。

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