20.二つの個性と再会 ページ24
リ「あんたは、個性が二つあるね？」
『…はい、あります。自然を操る個性と治癒の個性です』
リ「そうかい、治癒の個性を持っている子は少なくてね、教えてくれてありがとうね。」
『いいえ、受験する際のエントリーシートにも記載していますのでのちほお確認していただければと思います。』
リ「…普通に話していいよ。私は構わないから」
『え、あ、でも…』
リ「普段から気を使っているだろう…考えて言葉を選んでる。視線と手の動きで丸見えさね」
『…もう癖ですので…すみません…』
リ「大丈夫だよ、気にしなくても」
？「ｺﾝｺﾝ…失礼します。リカバリーガール、彼女の容態はどうですか？」
(あれ？この声…)
リ「あぁ、今しがた目を覚ました所だよ。”相澤先生”。」
『相澤…先生？』
相「また会ったな、A」
『相澤先生って、教師だったんですか？』
相「あぁ、雄英高校1年担任してた」
リ「去年は、入学した生徒全員、除籍処分にしてるんさ。」
『除籍？！…それに…私、なにも知らない状態でご教授頂いていたんですか？！』
相「言ったらお前断っただろ。絶対に」
そりゃするよ！受験校の先生に教えてもらうのズルに近い気がするし
相「雄英教師に教えてもらうのはズルだとか思ってるだろ。」
『思ってます。』
相「俺は採点とかしてないよ」
『え？採点してない？』
相「あぁ。それに、トレーニングは確かに協力したがそれをしっかり続けて来たのはお前自身だ。
俺は実質何もしちゃいないよ」
リ「見込みありと思ったら熱心に教えるからねぇ、あんたは」
相「夢を半端に追わせて、崩れ去るよりかは、現実みさせた方が合理的でいいと思いますがね」
『あはは…』
リ「手当も済んだし、具合も落ち着いて来ただろう？そろそろ暗くなるから、早く帰りな」
『はい。ありがとうございました。』
リ「相澤先生、暗くなるし、この子送ってあげんさい」
『え？そんな、そこまでしてもらわなくても…』
相「わかりましたよ。」
『私置いてけぼり？』
そう思いながら、相澤先生の車に乗り家まで送ってもらった。
相「なんで婆さんがお前を送るように言ったか…分かるか？」
『え？…夜遅いし帰る途中で不審者に会ったら大変だから…ですかね？』
相「合っている部分もあるが、外れている部分もある。」
『ど、どっちなんですか』
相「お前は治癒を持っている。ｳﾞｨﾗﾝにとっても欲しい存在。
守るのに俺が送るのが合理的ってわけだ」
続
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桜澤(プロフ) - 琥珀さん» コメントいただきありがとうございます。更新は不定期で思いついた瞬間に更新していきます。訂正もその都度行なっておりますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。 (2018年6月25日 3時) (
レス) id: 693fb22455 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - とても楽しいです！(*＾▽＾*)更新楽しみにしてます頑張ってください (2018年6月23日 21時) (レス) id: 916e8c1e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜澤 | 作者ホームページ：http://123456789
作成日時：2018年5月28日 0時
