Versprechen ページ10
一彩side
「私をお姫様みたいにして！」
「、、、いや何言ってんのか全然わかんねえ！」
「なんでよ、さっき何でも言うこと聞くって言ってたじゃない！」
「聞く聞かねえの問題じゃなくて、そもそもその、言うこと、の内容の意味がわかんねえんだよ！」
「お姫様にして欲しいのよ！簡単でしょ？」
「はぁ？ったく、どうしてそう言う発想になったのかは分からねえが簡単じゃねえし何言ってんのかやっぱり分かんねえよ！」
変な赤い髪の男が来てソイツが殴られて気絶して目を覚ましてから約1時間程だろうか。
僕の前ではそんな言い争い、というかじゃれあいがずっと行われている。
余りにもずっとぎゃあぎゃあといい合っているので、見ていられなくなって2人を優しくビンタした。
そしたら、、、逆に2人に殴られたので泣いてやると優しいAは駆け寄ってきてくれた。
「ご、ごめんなさい、大丈夫？一彩？」
僕が大丈夫だよ、という意味を込めて頬に擦り寄るとそれを見た赤髪の男が、
「てか、もうお姫様なんじゃねーの？手のひらサイズの動物とおしゃべり出来るやつはお姫様だろ。」
と言った。
「そんな訳ないでしょ？何よ、そのお姫様の基準！私が言ってるお姫様は、椎名ちゃんのことよ！」
あーあ、、、せっかく収まりかけたのに、、、この2人は喧嘩するほど仲が良いって言葉が良く当てはまる。そんなことを考えつつ、僕がここにくるようになってから初めてA以外の賑やかな声が響いたこの空間に、そっと笑みをこぼした。
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抹茶あずき(プロフ) - うさぎ。さん» ありがとうございます！天才だなんてそんなそんな！！気ままに亀更新ですが完結まで見守ってやってください！ (2022年6月26日 11時) (
レス) id: 48ffd5edd8 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ。(プロフ) - 物語を作る天才ですか……？私もラプンツェルが好きなのでとっても嬉しいです!!更新頑張ってください!!続き楽しみにしてます！ (2022年3月26日 19時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
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