Die Käuze ページ20
Aside
初めて見るもの、初めて感じるもの、初めて知ること、全部面白くて本よりもワクワクした。
気付けばお父様のこともついさっきまで感じていた恐怖も何もかも忘れて楽しんでいた。
いつもお父様が作った料理か自分で作った料理のどちらかしか食べてこなかった私にとって、店で食べる、という行動はとびきりワクワクするものだった。
少し古びたドアを開けると、賑やかな声が聞こえてきてすぐに、お皿が舞った。
、、、え？
ドンガラガッシャーンバンバンバタッ
「いらっしゃいませーーーーー！！！やったねホッケー！1週間ぶりのお客様だよー！！！」
「おお！！やっとか！」
「こらこら2人とも、お客様の前で騒ぐな！嬉しいのは分かるけど、、、」
とっても賑やかな歓迎をしてくれるものなのだなと感心していると、
「、、、随分賑やかな店なんだなァ。此処は。」
とドン引きしながら燐音さんが言ったので、どうやら普通ではないらしい。
「ごめんなさいっ！皆1週間ぶりのお客様にテンションがあがっちゃって、、、あ、でもご飯は本当に美味しいから！保証するよ！好きな席に座って！」
奥から出てきたメガネの店員さんがメニューを差し出しながら言ってくれた。
「決まったらベルを鳴らしてね！それじゃあごゆっくり！」
そして、まだ1人床に転がっていたオレンジの髪の人に声をかけ奥に戻っていった。
ここだけ時間が2倍で進んでいるのかと思うくらいの店員さんたちに気を取られていると、一彩が肩を叩いた。
「(次はAの番だよ。)」
一彩の尻尾の先を見ると燐音さんがメニューを向けてくれていた。
『ありがとう！どれにしようかしら？』
キラキラ魚のキラキラシチュー
ジャングルでとれたゆでガニ
一番星のヒカリサラダ
革命のリベリオンスター
独特なネーミングの料理に悩んだが気になった名前の料理を頼むことにした。
決まったのでベルを鳴らすと、オレンジの髪の店員さんが滑ってきた。
「ご注文をどうぞっっ！！！」
「元気が良すぎるだろ、、、まあいいか、俺はシチューとカニ。」
「キラキラとジャングルね！オッケー！！！」
『あ、えっと、一番星のヒカリサラダと革命のリベリオンスターで』
「オッケーオッケー！！ちょっとまってて！」
それだけ言うとまた奥に滑っていった。
「、、、嵐かよ」
燐音さんがボソッと言った。
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抹茶あずき(プロフ) - うさぎ。さん» ありがとうございます！天才だなんてそんなそんな！！気ままに亀更新ですが完結まで見守ってやってください！ (2022年6月26日 11時) (
レス) id: 48ffd5edd8 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ。(プロフ) - 物語を作る天才ですか……？私もラプンツェルが好きなのでとっても嬉しいです!!更新頑張ってください!!続き楽しみにしてます！ (2022年3月26日 19時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
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