【鬼滅の刃】今宵も無口な夜柱さん

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『………そろそろ寒くなってきた』



どれくらい歩いただろう
来た道をUターンしたときにはもう既に日が落ちかけていた



冷たい手を暖めるように擦り
息を吐くと白く染る




｢………そろそろだな｣



『……？うん』




相変わらずよく分からない義勇がそう告げた
そろそろ帰るのかな、そう受け止める



散歩はまぁまぁ楽しかった
喋らない時間も心地いい義勇とは一緒にいて楽なのだ



まぁちゃんとした話が出来ないのがアレだけど(似たもの同士)




｢………｣



『……なにしてるの』




帰ろうモードになり歩いていたら
ふと義勇が背後に回った


なんだろう、と振り返ろうと思ったら
いきなり視界が暗くなる


布か何かだろうか
後ろでぎゅっ、と縛っている動作が思い浮かぶ




｢いくぞ｣


『……これなに』



私は何も状況が飲み込めずにいると
義勇は手を引いて歩き出した


何も説明してくれないとは
なんとも身勝手なものだ



これからどこに連れていかれるのだろう



……もしかしてクリスマスに相手が居ないことを可哀想に思ったことバレて復讐しようとしてるのかな…


なんか怖くなってきた



『……謝るから生き埋めはやだ』


｢何を言ってるんだ｣



少しの不安感と共に
導かれるままに足を進めた




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＊ちなみに冨岡さん目隠しを縛るのくそ下手くそなのでAさんの髪の毛全部上がって某アニメの最強呪術師みたいになってますカオスです



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