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161.朝一の悔しい ページ17
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外に出てみれば、意外と心地いいひんやりとした空気が待っていた。
待っていたのはその空気だけ…ではなく、
和「お。着替えれたみたいね。」
わたしに背を向けて他のメンバーと自然を眺めていた和也が振り返る
たったそれだけのことなのに、
朝からドキドキ
なんなら昨日の夜からドキドキはしてたけど
…って、ひと組の布団の中で過ごして、普通に寝れるわけないし！
そりゃドキドキもするでしょ！
なのに和也はなんでもないように爽やかに笑い、
和｢おはよ｣
｢・・・｣
和｢どうかしたの？｣
｢・・・｣
和｢ねぇ、ちょっと。お腹でも痛いの？｣
なんでもないように心配してくれるその優しささえも、なんだか悔しい。
なんでだろ、なんでこんなにひねくれた心が支配してくるの？
自分ばっかアタフタして
和也は余裕で、笑顔
隣り同士で寝泊まりして、それだけでドキドキして眠れなかったわたしと、
単なる男友達とでも寝たかのように落ち着いてて
もちろんドキドキなんて表情も浮かべない和也とのこの差
なんか悔しい…
そう思ったら、
和也の横をすり抜け、
｢みなさんっ、おはようございます！｣
精一杯の笑顔で、
大野さん、翔さん、相葉さん、潤くんに挨拶をした。
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作者名：okayuhime | 作成日時：2014年9月14日 18時
