【SLAM DUNK】あなたが見つめる、あの子になりたい。2

＊15-5 ページ42

『ノブーー！！』


待ち合わせ場所で清田を見つけた瞬間に駆け出し清田に抱き付く


日本に帰ったら会いたかった人

実はアメリカに行く前にあいは清田には理由を説明していて、最初こそショックを受けた清田だが
今となってはあいは大事な友達の1人なので再会には心が躍った


清「あいっ！すげー久々！！･･ｯてうおっ」


再会のハグをしたと思ったらあいの後ろに立ち離れろよと言わんばかりの凄い顔で清田を睨む男がいた



清「さ、沢北！？」

沢「お前が"ノブ"ね」

『ちょっと栄治くん！ノブのこと睨まないで！』



沢「ふーん。んじゃ俺行くわ、どんな奴か気になっただけだから。ごゆっくりー」


ひらひらと手を振って去っていった


『ごめんね･･着いてくるって聞かなくて;』

清「いーって！気にすんな！」




ーーー
ーー
ー


2人でご飯を食べに来て、久々の再会で話に花を咲かせた



清「･･あい、仙道には会った？」


『うん。偶然だけど会ったよ･･心配かけてごめんね
もう大丈夫だから！』


清「ちゃんと話しなくていいのか？あいつきっと今もあいのこと･･」


『過去のことだよ。私と仙道先輩はもう会わない方がいいの』



あいのちょっと大人びたあの頃と違う笑顔が清田をドキッとさせる。
大丈夫じゃないときほど"大丈夫"というところは変わってないなと思いつつそっかーっと深く突っ込むことはしなかった。




清田は大学、あいは行きたいところがありご飯を食べてその場で解散した。





あいが行きたかったのは・・陵南高校
1年も通わずに渡米したが、色んな思い出が詰まった場所
体育館に顔を出せばちょっと老けた田岡監督がいた。


『監督ー！お久しぶりです！」


田「ん？おお！あいか！？久しぶりだな綺麗になって、、ってお前ら一緒に来たのか？」


お前ら？
監督の視線の先を見ると仙道先輩が高校生に混ざって楽しそうにバスケをしていた




会いたくないと思うとこうも会ってしまうのか･･
田岡監督と少し話をして気付かれないうちに体育館を出ようとすると、部員たちがガヤガヤと騒ぎ始める


生徒1「うわっ誰？！めっちゃかわいい人//」

生徒2「仙道さんの彼女かなぁ･･？」

生徒3「だとしたらお似合いだよなー」



仙道先輩がこっちに気付き驚いた顔をする



ーどくん

あ･･だめ･･

ここにいちゃだめだ。


監督に挨拶をして逃げるようにその場から離れた

＊season2-1→←＊15-4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す